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吉祥寺・中道通りにイタリアン「トレタテ・プティ」 グリル料理提供

中道通りで営業する「ベジタブル&グリル TORETATE petitの外観

中道通りで営業する「ベジタブル&グリル TORETATE petitの外観

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 野菜と肉のグリル料理を中心にイタリアンを提供する「ベジタブル&グリル TORETATE petit(トレタテ・プティ)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-29-3035)が7月1日、吉祥寺の中道通り沿いにオープンした。

壁と椅子に緑を使った「TORETATE petit」の店内

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 経営は大手イタリアンでの修業し、外食企業の料理や物件開発の経験を持つ専務の森山和彦さんが2014(平成26)年に設立した「ドリームフーズカンパニー」(武蔵野市中町)。三鷹駅北口の創業店「パスタ&ワインとれたて食堂」(中町)、2号店「和ビストロ TORETATE」(中町)、3号店「畑のなかのイタリアンTORETATE kitchen」(三鷹市下連雀)に次ぐ4号店となる。

 2012(平成24)年から続いた「くまもり食堂」跡にオープンした同店。森山さんは「10店舗の運営を目指し、いつかは吉祥寺に店を持ちたい」との思いをコロナで断念していたが、「個性的な店が多いと興味があった中道通りに空き物件が出たので、思い切って出店を決めた」と話す。

 店舗面積は11坪。同社社長での真藤裕一郎さんがホールを担当する店内には、入り口脇の通りに面したスペースにテーブル2卓と椅子4脚、奥にテーブル7卓と椅子14脚、カウンター5席を備える。真藤さんの思いを反映した内装はグレーを基調とし、壁と椅子のクッションに緑色を配した。初めての試みとして3号店までの特徴だったフリードリンクをやめた。「こぢんまりとした空間なので、ゆっくりと食事の時間を楽しんでほしいから」だという。

 「とれたて食堂」の料理長だった鷲尾浩さんが料理長として提供するメニューは、10種野菜とホタテ貝のカラフルテリーヌ(1,400円)、グリルは岩手県岩中豚(100グラム、肩ロース・バラ、1,500円)、熊本県黒火の牛A4(100グラム、内モモ2,000円、ヒレ2,200円)、「味変を楽しんでほしい」とイタリア天然塩、自家製梅ジャム、アンチョビソース、イタリア産バージンオイルを添えたTODAY’Sベジタブル盛り合わせ(1,400円)など。「50代が気楽に飲むのにバランスの良い店を作りたい」と鷲尾さんは「グリルした肉は100グラムで提供するなど、量を抑える工夫をする」という。他にパスタ、リゾット、デザートは深大寺蜂蜜とゴルゴンゾーラのケーキ(600円)など。プリフィクスコース(4,400円)も用意する。

 ランチはセットで、自家製フォカッチャを添えたベジタブルプレート、旬のベジタブルスープ、「アイコトマトとモッツァレラチーズのペペロンチーノ」「湘南しらすと有機レモンのクリームソース」など6種類から選べるパスタ、ドリンク(1,980円グルテンフリーパスタは30円追加)を用意する。

 ドリンクはイタリアビールのペローニナストロアズーロ(瓶800円)、スプマンテ・ブリュット(グラス700円、ボトル4,000円)。ワインは、オーガニック・ビアンコ(同750円、同4,200円)、ヴェネト・ロッソ(同800円、同4,400円)などイタリア産を中心に季節に合わせて仕入れる。ソフトドリンクはシチリア産100%ブラッドオレンジジュース(700円)、エスプレッソ(500円)など。

 「オープン後は3店舗の常連客が様子を見に来てくれた。今は地元の主婦を中心に年齢層の高い女性が来店する」と鷲尾さん。「吉祥寺は一見のお客さまも多いが、若い人も含めて街に住んでいる人に来てほしい」とも。「人通りがある中道通りの中で、個性的な店として存在したい。取れたて野菜とグリルした肉をイタリアワインと共にゆっくり召し上がっていただけたら」と来店を呼びかける。

 営業時間は、11時~15時30分(ランチ)、17時:30分~22時(ディナー)。月曜定休。

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