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吉祥寺に国産大豆使う搾りたて豆乳門店 中華スイーツやテークアウトも

中道通りの角地に立つガラス張りのビル1階で営業する「トトト&豆乳専門店」の外観

中道通りの角地に立つガラス張りのビル1階で営業する「トトト&豆乳専門店」の外観

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 国産大豆を使い店内の自家製搾汁器で搾った豆乳と中華スイーツを提供するカフェ「トトト&豆乳専門店(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-6268)が吉祥寺の中道通り沿いにオープンして、3月1日で1カ月がたった。

お花見仕様に変えた三色団子を「チーズクリーム豆乳」にトッピングした期間限定「お花見だんご」

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 「大豆本来の味を知ってほしい。健康のために我慢して飲むのではなく、豆乳はおいしいことを伝えたい」と開いた同店。人事を担当する劉海燕さんは、「吉祥寺と深い縁があった。吉祥寺にはまだ豆乳専門店がなかったため、本町に店を持ちたいと2、3年探していたところ、中道通りに空き物件が出たので出店を決めた」と話す。店名は「トウニュウ」の「ト」を3つ並べて付けたという。

 「搾りたての大豆の味をそのまま届けたい」と豆乳を抽出する機械を探していたところ、1951(昭和26)年設立の豆腐類製造用の機械器具を設計・開発するメーカーと出会い、オリジナルの搾汁器を発注した。店頭に設けた「豆乳製作室」に設置し、毎日搾りたてを提供する。

 店舗面積は41平方メートル。入り口にカウンター6席、奥にテーブル4卓と椅子4脚、ベンチ席を備える。国産メープル素材を使った家具には関連会社SERVE(吉祥寺本町2)のものを採用した。

 豆乳は無調整が2種類で、北海道十勝産「音更大袖振(おとふけおおそでふり)大豆」を使った「白」(ホット・アイス380円)、山形県川西町産のピンク色をした「紅大豆(べにだいず)を使った「桜」(同400円)。それぞれに甘味を加え、甘さと氷の量が選べる甜豆漿(ティエントウジャン)(同450円)、桜・甜豆漿(同470円)。抹茶豆乳、黒ごま豆乳(以上、同50円)など。

 「桜」にチーズクリームをのせきな粉を振りかけた上に三色団子をトッピングした「チーズクリーム豆乳」(560円。団子90円) も用意。3月3日から期間限定で三色団子を花見仕様に変えた「お花見だんご」(同)の販売も始めた。豆乳に酢を加えた朝食の定番スープ「鹹豆漿(シェントウジャン)」(580円)、中に豆乳クリームが入ったパンに乾燥させた豚肉(肉鬆=ロウソン)をまぶしたポークフロスケーキ(380円)。スイーツは期間限定のいちごケーキ(500円)、卵の殻に入ったアワアワプリン(380円)。

 「豆の違いを味わってほしいので販売準備中の大豆は20種類ある」と劉さん。「日本には多種類の大豆があるので特徴を取り入りれたい」とも。

 「吉祥寺は若者と年配の方のバランスがちょうどいい街。搾りたてがおいしいというお客さまも増えた。豆乳を使った一般的な食べ物だけでなく、新しいスイーツなどを開発して販売したい。地域に愛される店を目指して、大豆文化や豆乳の良さを楽しむことを伝えていけたら」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。月曜定休。

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