京王井の頭線吉祥寺駅の切符売り場に3月3日、充電器をレンタルするモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT(チャージスポット)」が設置された。
同スポットは2022年度末までに京王電鉄が京王線・京王井の頭線の全69駅へ順次、設置を進めている。3月6日時点で46駅への設置が完了した。「券売機型」「スタンド型」があり、吉祥寺駅は「券売機型」。渋谷駅アベニュー口、下北沢駅中央口などと合わせて8駅となる。運営はINFORICH(インフォリッチ)」(渋谷区)。
設置した理由について、同社広報担当者は「近年増加している外出時の充電ニーズに応えるために、生活の動線上である駅に設置することで、駅の持つ機能を充実させて、お客さまへ利便性を提供したいと考えた。駅構内の空きスペースの有効活用も理由」と話す。
レンタルはChargeSPOT専用アプリをダウンロードして会員登録するか、PayPayアプリ、d払いアプリなどスマホ決済アプリから行う。アプリでレンタルスポットを検索し、予約したら、レンタルスポットに出向き、バッテリースタンドに表示されたQRをスマホのカメラや専用アプリのQRコードリーダー機能からスキャン。スロットから出てくるモバイルバッテリー取り出して、充電に利用する。2分以内であれば無料で返却できる。ケーブルはUSB-C、iOS・Micro、USBの3タイプが内蔵され、ほぼ全てのスマホ充電に対応する。
返却は借りた場所でなく、別のバッテリースタンドでも可能。空いているスロットにモバイルバッテリーを差し込めば返せる。空きスロットのあるレンタルスポットはアプリで検索できる。
利用料金は、レンタル開始後30分未満=165円、30分~6時間未満=330円、6時間~24時間未満=480円、24時間~48時間未満=660円。その後24時間 につき330円で、最大レンタル時間は120時間未満まで。
震度6以上の地震が起きた場合はバッテリーを48時間無料貸し出し、震度7以上では無料開放する。
担当者は「レンタルするモバイルバッテリーはスマートフォンだけでなく、パソコンなどさまざまな電子機器のへ充電に対応している。貸し出しや返却もスムーズに通勤や通学で使う駅でできるので、充電不足のときでも安心して外出していただけたらと」と利用を呼び掛ける。