本物の雪を運んで行う「第2回 吉祥寺雪まつり」が3月11日・12日、吉祥寺の「カフェゼノン＆ゼノンサカバ」（武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-27-2275）横の高架下駐車場で開催される。

昨年の会場全体の様子

　運営するじぞう屋（武蔵野市）の母体が漫画出版社であることもあり、コンセプトを「空間の漫画雑誌」とする同店は、地域コミュニティーに寄与したいと開業からさまざまなイベントや展示を企画してきた。同イベントは子どもたちに向けて、昨年初めて行った雪遊び企画。

　同社執行役員の石橋ケンタロウさんは「コロナ禍でイベントもしばらく中止が続いていた昨年、何かできないかと考えた。企画から開催まで準備期間が短く告知も限られたものにとどまったが、思った以上に反響があった。入場制限を設けて入れ替え制にしたが、朝からどの時間帯もほぼ満員になるほどだった」と話す。

　前回に引き続き、今年も新潟から本物の雪を運び込む。「雪を運ぶ事業者と縁があり、昨年は4トントラック4台で運んだ。どこから運んで来たのか皆さん興味津々で、本物の雪だと知って驚く人も多かった。今年はトラックを1台増やして雪を運ぶ予定」と石橋さん。

　暖かい飲み物や食べ物も提供する。小学生以下を対象に、各日先着50人に絵本「森の戦士ボノロン」グッズを進呈する。

　「昨年好評だったそり遊びや雪だるま作りなど、あまり雪に触れる機会がない東京で、親子で一緒に楽しんでもらえたら」と呼びかける。

　開催時間は11時～17時。入場無料。