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吉祥寺の創作料理「ビストランテ シャフト」が1周年 深夜のバータイムも

中道通りに面したビルの3階にある「Bistrante SHAFT」の入り口

中道通りに面したビルの3階にある「Bistrante SHAFT」の入り口

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 吉祥寺の中道通り道沿いのビル3階でバーカウンターを備え、イタリアンとフレンチを融合した創作料理を提供するレストラン「Bistrante SHAFT(ビストランテ シャフト)」(武蔵野市吉祥寺本町4、TEL 0422-27-5304)が2月14日で1周年を迎える。

白木を使った和テイストのバーカウンター

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 バーテンダーを仕事としてきた店主の和久井雅さんが、「食事が出せるバーを持ちたい」と、中野の「BarDunk(ダンク)」、渋谷の「Lo-d(ローディー)」で一緒に働いていたシェフの中村安博さんを誘って独立、オープンした同店。出店は勤務の中心だった新橋かいわいでと考えていたが、東京オリンピック2020の影響を受けて家賃が上がったことやコロナ禍で企業がテレワークを取り入れたことで客足が激減したこともあり断念。住んでいる吉祥寺がコロナ禍でもにぎわう様子を見て、吉祥寺への出店を決断。物件を探していたところ、同場所に出合いビルが建つ前の更地の時点で契約を決めたという。

 店のコンセプトは「ミスマッチ」。イタリアンとフレンチを得意とする中村さんが作り出す創作料理で、「こんな食材の組み合わせに出合ったことがない」と客を驚かせたり、コンクリート打ちっぱなしの店内に盆栽を置いたりしている。

 店名に付けた「Bistrante」は造語で、「ビストロのように気軽に立ち寄ってほしい」との思いからつけた。店名の「SHAFT」は「Surprise、Hospitality、Advance、Fun、Thanks」の頭文字を取って、「5本の矢を1つ軸として、おいしい笑顔を放ちたい」と名付けたという。

  「オープン当初は3階という立地もあり、なかなか気づいてもらえなかった」と振り返る。今ではリピーターも増え、翌3時までのバータイムには、店での仕事を終えた同業者や近隣の人が足を運ぶという。「地元に支えられて1年が過ぎた」と話す和久井さん。「1周年を迎えて、メニューを一新し、お客さまにはささやかなプレゼントを差し上げる企画を考えている」とほほ笑む。

 店舗面積は77.49平方メートル。テーブル席は椅子とベンチシート合わせて24席、カウンター7席を用意する。個室は1室だが、6人まで利用できる。

 メニューは、前菜、スープ、お代わり自由の自家製パン(330円)、サラダ、パスタ、リゾット、メインの本日の鮮魚のポワレ(1,680円)、牛メガネのロースト赤ワイン塩(1,860円)、チーズ、デザートなど。ランチは全てにスープ、ドリンク、パンが付くパスタランチ(1,210円)、そば粉のガレットサラダランチ、和久井さんが趣味で筋トレを行っているため、高タンパクな食事をメニューに取り入れたいと考えた「高タンパクヘルシーランチ」(以上1,320円)など5種類。食材の内容は月曜に変える。土曜・、日曜はデザート付きで300円追加となる。サイドメニューで、白レバーのプリン(660円)なども用意する。バーメニューは、ミックスナッツ(600円)、パルマ生ハム(650円)、本日のパスタ(1,280円)、前菜盛り合わせ(1,680円)など。

 ドリンクは、生ビール(サッポロ黒ラベル770円)、ウイスキー、ジン、ウオッカ、ラム。「小ロットで仕入れ、お客さまに飽きられないよう心がけている」というグラスワイン(800~900円)など。カクテルは通し時間で提供する。ソフトドリンクは、オレンジジュース(440円)、マンゴージュース(490円)、ホットコーヒー(550円)、リンゴとグリーンルイボスなどハーブティー栗の紅茶などフレーバーティ-以上660円)など。

 「ランチやディナーに行く店を選ぶとき、『今日はシャフトに行こう』と家族や友人との会話に『シャフト』の名が挙がるよう精進を重ねたい」と話す和久井さん。「お客さまに寄り添い、地域に根付いた店になりたい。時間を気にせずに、カクテルや食事を楽しんでもらえたら」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~15時(ランチ)~17時(カフェ、客が途切れたら休憩)~22時(ディナー)~翌3時(バー)。火曜定休。

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