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三鷹で「消えゆく方言 三鷹弁・多摩弁」講演会 70人参加、地域独自の言葉学ぶ

「消えゆく方言 三鷹弁・多摩弁」講演会当日の様子

「消えゆく方言 三鷹弁・多摩弁」講演会当日の様子

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 かつて三鷹で使われていた地域独自の方言をテーマにした三鷹市文化財講演会「消えゆく方言 三鷹弁・多摩弁」が2月11日、三鷹産業プラザ(三鷹市下連雀3)で開催された。

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 2020年に講座「多摩と三鷹の方言を学ぶ」を行い、三鷹をはじめ多摩地域で使われてきた話し言葉について、江戸言葉など隣接地域との関係や、現在の若者言葉への影響などを学んだ。今回はその続編。受け付け開始からすぐに申し込みが定員の70人を超え、幅広い年代が会場に集まった。引き続き講演者を務める國學院大学教授の三井はるみさんが2時間講演を行った。

 三鷹市スポーツと文化部生涯学習課の下原裕司さんは「日本語学が専門で各地の方言の聞き取りなどもされている三井さんは地元の出身。三鷹弁は聞いたことがなかったが、後になって地元の仲間と会った際に、三鷹弁の存在を知り再発見したと聞いている。ほとんど耳にすることができないが、実は今でも話している人たちがいる」と話す。

 「イカッタ」「ソウダンベェ」「ゴッソサマ」などの表現があるといい、「農家を中心に使われていたが、1940(昭和15)年に町制施行で三鷹村から三鷹町になる頃から、次第に使われなくなったようだ。首都圏に近いため標準語に近いが、若者の言葉の中に残っているものもある」と下原さん。

 三鷹弁を話せる人に実際に例文を話してもらい、イントネーションなども紹介した。下原さんは「講演に先立って、子どもの頃に三鷹弁を使っていた人や、親が使っているのを聞いたことがある人たちによる座談会を非公開で行い、三鷹弁が分かる具体例を集めた。事前に調べたところ、牟礼と大沢という近い距離でも、嫁入りすると驚くほど言葉や風習に違いがあったことも分かった」と話す。

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