来年4月、吉祥寺に複合施設「ヨキヒ吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺本町2)が開業する。地下1階、地上3階建て。
商業施設などの開発、管理運営を行う新都市ライフホールディングス(新宿区)が手がける。UR都市機構の関連会社である同社はこれまで主に、URの開発地に商業施設を保有し管理運営を行ってきたが、近年それ以外の地域における開発の検討も進めてきたという。
開発計画部新規開発課の渡邉宏美さんは「当社は商業施設を主に『生活利便施設』と考え、地域に住む人が身近に利用できるよう、地域に寄り添い、地域に愛される商業施設であることを目標にしている。建設を進める吉祥寺通りの西側一帯は吉祥寺駅前の中心市街地とは違って、個性的で魅力ある飲食店など、いわゆる『吉祥寺らしさ』を醸し出す店が多く点在し、感度が高いと感じた。こだわりの強い地域性のあるエリアだと注視していた吉祥寺で、新たな魅力と価値を生み出す商業施設を造ることをスローガンに計画を進めた」と話す。
吉祥寺の「吉」と、ちょっと良い「吉」を提供したい、特別な日だけでなく日常的に利用してもらいたいとの思いから「今日は吉曜日」をメインコンセプトに掲げる。メインターゲットは吉祥寺とその周辺エリアの居住者、通勤・通学する20~30代で、各フロアは飲食やサービスの業種を中心に構成する。1階と2階、共有部は木やモルタルなど素材感を生かした内外装で2階部分にはテラスも設ける。