「アニマルコネクトプロジェクト」(武蔵野市吉祥寺北町3)が動物園や水族館などの施設や個人の動物の飼い主とユーザーをオンラインでつなぐ新事業「アニマルコネクト」を始めて3カ月を迎える。
動物園・水族館の生き物がZoomの画面に 吉祥寺のベンチャーが新サービス
サービスの内容は、登録されている動物をユーザーのオンラインミーティングのアイスブレイキングなどに利用してもらい、既存の動画サイトや投稿サイトでは体験できない動物の魅力を感じてもらうのが趣旨。
同社社長の小松さんは「このサービスを始めた背景に、コロナ禍を受けての社会問題を解決したいという思いがある」と話す。「コロナ禍の影響で、動物園や水族館等の動物施設(以後、アニマルオーナー)は来園者数が減少し、経営難の問題を抱えている。一方、動物と触れ合う機会を望んでいる人たちがいる。そんなアニマルオーナーとユーザーをオンラインでつなぎ、アニマルオーナーの動物をZoomの画面に呼ぶことができるサービスを提供したかった」という。「今後は状況を見ながら、吉祥寺の動物関連施設様とも協業し、対面のPRイベントなども行う予定」とも。
「この事業を始める事で、来園者の減少等に困っている動物関連施設の助けになれば。個々人が簡単に身近な動物の魅力を発信したり、動物と人がより気軽に触れ合える機会を増やし、より豊かな社会を実現したい」「動物をリモートコミュニケーション(リモート飲み会、リモート会議、リモート講義など)に入れるサービスは、アメリカやイギリスでも人気を博しており、日本でもこのサービスのユーザーの拡大を期待している」と意気込む。
サービス利用の流れは、アニマルコネクトのホームページで希望日を選択して予約完了後、決済。決済後、24時間以内にZoomのURLの共有を依頼をするメールが届き、当日は事前に共有したZoomのURLに動物が参加する。料金は3,000円(時期や内容によっても変わる可能性あり)。
現在、約180種類の魚類、は虫類、両生類の生き物をZoomに招待可能。動物や動物の種類の指定もできる。
同社では、アニマルオーナーになってくれる動物関連施設も随時募集。詳細は、同社ホームページより確認できる。