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吉祥寺に日本の伝統工芸品集めたセレクトショップ テーマは「食欲の秋」

中道通りに面した「MaiTransit(マイトランジット)」の外観

中道通りに面した「MaiTransit(マイトランジット)」の外観

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 吉祥寺の中道通りに日本の伝統工芸品を中心にオーナーの目利きで集めて販売するセレクトショップ「MaiTransit(マイトランジット)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-1509)がオープンして約1カ月がたった。

 店頭に立って自ら接客を行う店主の稲垣直哉さんは「祖父母の家が武蔵野市中町で、幼いころから行き来していた中道通りには親しみを抱いていた」と言い、「吉祥寺には雑貨店が多く、激戦区だが他とかぶらないように」と10月10日、出店した。「MaiTransit」の店名は「各地から集まった逸品を、お客さまの元へ届ける」という意味で、「商品毎(Mai)が一時滞在(transit)する場所になれるように」との思いを込めて付けたという。

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 店舗面積は約20平方メートル。店内には壁に陳列棚が並び、伝統工芸品の作家作品を中心に、ハンドメードの焼き物やガラス作家、デザイナーやイラストレータの「こだわりの作品」を紹介する。百貨店出身で、バイヤーとしての経験を生かして仕入れ、常時販売するのは30~50種類。300アイテム以上をそろえる。

 販売は3カ月ごとにテーマを決めて行う。10月~12月のテーマは「食欲の秋」。おりんづくりの職人、島谷好徳さんが作ったスズ100%で、形を使う人が自由に変えられる食器「すずがみ」(3,080円)など食卓周りの食器類の他、食品も紹介。現在は年越しそば用に日本各地のそばを並べている。稲垣さんは「各地の逸品を生活にどのように取り入れて過ごすかを紹介している。マイトランジットに行くと、各季節の楽しみ方が分かるよねと、いつか言われるようになりたい」と話す。

 オープンから1カ月。お客さまの来店数が増え、リピーターもいるという。「近隣に住む人からの要望に応えて商品を入荷して販売している」と稲垣さん。1つのテーマを徹底的に深掘りしている専門性が高い雑貨店が多い中道通りの中で、各店とのハブとしての機能を持ち、中道通りの魅力も発信する店になりたい」と、今後への意気込みを見せる。

 営業時間は11時~19時。火曜と月末定休。