ブラジル直輸入のシュラスコ専用マシンで焼き上げた塊のままの肉を切り分けてサーブする「シュラスコレストランALEGRIA(アレグリア)kichijoji」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-2009)が3月6日、吉祥寺第一ホテル裏にオープンした。
新宿、渋谷、銀座、新横浜、柏など首都圏に直営で9店を展開する同店。吉祥寺へはフランチャイズとして初の出店となる。ALEGRIA(アレグリア)は「歓喜」「Happy」を意味するポルトガル語。
店の内装やサービスなどを統括するオーナーの水谷博之さんは、脱サラして飲食店経営に初めて挑む。「開店時は予約で満席が続き、吉祥寺での営業に手応えを感じた」という。「吉祥寺は若者の街という印象だったが、ファミリー層、年配の方もいて都心にはない魅力を感じている。都内の店での予約は4人以上だが、吉祥寺は2人が圧倒的に多い。近所の家族が記念日に遅い時間も正装して来店することに驚いた」と話す。
店舗面積18坪の店内にはテーブル15卓と36席を用意。30人までの貸し切りも受け付ける。メインメニューは岩塩のみで焼き上げたピッカーニャ(イチボ)、カルネイロ(ラム)、コラソン(鶏ハツ)、焼きズッキーニ、アバカシ(焼きパイン)、ポンデケージョ(もちもちのチーズパン)、特製煮込みカレーなど20種類のシェラスコ食べ放題に、オマール海老のビスク、うにイクラの小どんぶり、季節のジェラートなどの6品フルコース「ALEGRIAコース」(5,000円2時間)。飲み放題プランは、ビール、ウイスキー、ワイン、サワー、ソフトドリンクなどのスタンダード(1,800円)、種類をグレードアップしたプレミアム(2,500円)を用意、単品も選べる。ランチは15種類のシュラスコ食べ放題にサラダ、ポンデケージョ、特製煮込みカレー(2,800円2時間)を提供する。追加オーダーはテーブルに置かれた丸いサインの裏表に書かれた赤色の「No,thanks」か緑色の「Yes,Please」のどちらか示し、意思表示する。店員はカウンターで焼き上がった肉などを持って席を回り、追加が必要かを判断して切り分ける。
「提供する味には絶対の自信があるが、数あるシェラスコ店の中から『また来たい』と選んでもらえることとアットホームなムードが当店の売り。来店した方が知り合いを連れて再店してくれるのも励みになる」と水谷さん。「おしゃれでおいしいだけでなく、スタッフが明るくて楽しい店を作りたい。東京で外出が自粛された日曜は予約が全てキャンセルになったが、ここから頑張ります」と笑顔を見せる。
営業時間は11時30分~14時、17時~23時(土曜・日曜・祝日は11時30分~15時、17時~23時)。