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吉祥寺にパニーニ専門店 オープンキッチンのショールーム兼ねる

オープンテラスもあるcafe&kitchen PANITAの外観

オープンテラスもあるcafe&kitchen PANITAの外観

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 イタリアのサンドイッチ「パニーニ」を提供する「cafe&kitchen PANITA(パニータ)」(武蔵野市吉祥寺本町3、TEL 0422-22-8448)が1月12日、吉祥寺の井の頭通り沿いにオープンした。

オープンキッチンの人工大理石を使ったカウンター席

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 カフェとキッチンのショールームを兼ねている同店。オーナーはオーダーキッチン専門店TIDEA(ティデア)社長の立花義則さんで、妻のみどりさんがカフェセクションのマネジャーを務める。

 「店は家庭用オープンキッチンのショールームとして営業してきた。43歳で出産。夫を手伝いながら生活を満喫していたが、子どもが中学に入った2018年春に2人で『何か新しいこと始めようか』と話しているうちに開店を決めた」とみどりさん。料理研究家のキャリアを持つが「飲食業は初めての挑戦」。フードコーディネーターでスタイリストの友人、新井美代子さんをパートナーに迎えて企画を練り上げていった。冬に店舗用に内装を整える設計が動き始め、2019年12月に改装が完成した後、6日にプレオープンした後も店を営業しながらメニューの内容を整えるのに試行錯誤を重ねてオープンにこぎ着けた。

 「カフェの営業ができるのか不安だったが、内装ができあがった店に足を踏み入れた瞬間、カフェとして機能するよう細かいところにも妥協せずに苦労して改装を設計してくれた夫の熱意を感じた」という。「この場所でなら私にできる、と店からエネルギーをもらった」とみどりさん。

 店舗面積は10坪。オープンキッチンにある「これ以上にできないくらいと大きくした」人工大理石のテーブルがカウンター席で椅子が4脚。テーブルは2人掛け6卓、4人掛け1卓で、壁側の椅子はベンチタイプで席数は計20席となる。オープンテラスにはテーブル2卓とそれぞれに椅子3脚を備える。

 メニューは、ハーブペーストを塗った豚バラ肉を使ったポルケッタのパニーニ(1,400円)、煮込んだスパイシーな豚肉を使ったプロトポークパニーニ、ベジタブルパニーニ(各1,300円)、5種のチーズのパニーニ(1,200円)など。2種類を組み合わせたハーフ&ハーフも提供する。セットメニューはパニーニを選んで、Aフレッシュサラダ&日替わりデリセット、B日替わりポタージュスープセット(以上500円追加)、Cドリンクセット(400円追加)。アンティパストミスト(1,500円)、キャロットラペ(400円)、ゴルゴンゾーラ蜂蜜を添えて(500円)など。ドリンクは「クレバーコーヒードリッパー」を使ってハンドドリップで入れるスペシャルティコーヒー(700円)、ブレンドコーヒー(500円)、紅茶専門店「ティーポンド」の紅茶、ノンカフェインのフルーツティ(各600円)、自家製フルーツソーダ(500円)など。アルコールはクラフトビール「COEDO」の瑠璃、伽羅、白(各650円)、赤・白ワイン(グラス600円、ボトル2,500円)、スパークリングワイン(グラス700円、ボトル3,000円)。

 ランチはなく、終日同じメニューで価格も変えない。「いつ店に入っても、飲める、つまみがある、食事がある店を目指したい」とみどりさん。「吉祥寺の喧噪(けんそう)から離れた場所で、きちんとしたおいしいものを出す店があっていい。そういう味を求めてお越しになるお客さまに選ばれたい。居心地の良い空間と接客を感じてほしい」とも。

 営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休(月曜が祝日の場合は火曜・水曜)。

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