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「三鷹市美術ギャラリー」で吉田穂高展 没後25年を機に油彩画や初期版画110点

「緑の壁」 1992年 亜鉛凸版・木版、紙(三鷹市美術ギャラリー蔵)

「緑の壁」 1992年 亜鉛凸版・木版、紙(三鷹市美術ギャラリー蔵)

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 版画界の前衛作家・吉田穂高の大回顧展「壁に世界をみるー吉田穂高展」が現在、三鷹駅に直結した商業施設「CORAL(コラル)」(三鷹市下連雀3)5階の「三鷹市美術ギャラリー」(TEL 0422-79-0033)で開催されている。

「LANDSCAPE, 沈黙の風景」 1971年 亜鉛凸版・木版、紙(町田市立国際版画美術館蔵)

 1926(大正15)年生まれ、1995(平成7)年に亡くなった穂高は旅を愛し、45カ国以上を訪れた。父は洋画家で後年版画家になった吉田博、母は女流画家の吉田ふじをで、兄の遠志も画家。広報担当の大竹ゆきさんは「当ギャラリーで取り上げるのは今回で3回目。穂高は1967(昭和42)年から三鷹市内にアトリエ・住居を構えていて、1回目は急逝された時に追悼展として小規模な個展を行った。2回目は2009(平成21)年に行った『THE YOSHIDA FAMILY展』で、穂高を含む吉田家4代7人の画家を取り上げた。その後も継続して調査、検証していた穂高の作品を、大規模な回顧展という形にしたのが今回の展覧会」と話す。

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 同展覧会では4章に分け穂高の全貌を見せている。1章は吉田家という芸術一家に生まれた穂高の形成期にスポットを当て、学生時代、現代短歌へ傾倒し油彩も独学で始めた穂高の油彩画や短歌などを紹介する。2章はメキシコを旅行した際強い衝撃を受けた、古代マヤ文明との出合い以降の作品群を並べる。3章はポップアートとの出合い、コラージュや写真製版の作品を、4章では「私のコレクション」シリーズと題し、それまで世界各地で撮りためた身近な対象物(壁やくい、家など)を基に作った作品を展示する。

 「展示の最後は、『壁』シリーズとして大判の作品に囲まれる空間を作ったので、そこで壁に囲まれるように空間に浸って穂高の世界観を感じてもらえたら」と大竹さん。

 来年1月18日10時30分~15時30分に、小学生~中学生を対象にした「こどもアートクラブ 壁に世界をつくろう」と題したワークショップを同ギャラリー、芸術文化センターで行う。定員は20人。参加費は2,000円(材料費込み)。申し込みは1月8日必着。1月25日14時~には、穂高の長女で美術家の吉田亜世美さんを講師にギャラリーツアーも行う。参加無料(要観覧料)。

 開催時間は10時~20時(入館は19時30分まで)。月曜休館(1月13日は開館し14日休館、12月29日~1月4日休館)。観覧料は、一般=600円、65歳以上・高大生=300円。来年2月16日まで。

※「吉田」姓の吉は土に口が正式表記。

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