2020年11月に、クリーンセンター敷地(武蔵野市緑町3)内に「エコプラザ(仮称)」が開設される。
松下玲子市長と講師の森本千絵さん 講演会会場のクリーンセンターにて
「みんなでつくろう!子どもたちに未来をつなぐエコプラザ」をコンセプトとした環境啓発の拠点となる同施設。温暖化などの環境問題が問題とされている今、環境を守る大切さを知り、取り組んでもらいたいという趣旨で設立。環境に関するイベントやワークショップを行うほか、環境を切り口にした市民団体や学生サークル、企業などのネットワーク・コミュニティーの場、子ども達の環境学習の場として提供する。
松下玲子武蔵野市長は、「環境問題はひとりひとりが意識して取り組む問題であるからこそ、この施設を市民の皆さんとこれから一緒に作り上げていきたい。市民の皆さんが施設の運営に携わることにより、持続的に有効活用できる施設を目指したい」と話す。
「『Think global,Act Local』環境問題は地球規模になっていることを念頭に、まずは自分達のできることから行動しようという意味。例えば、ペットボトルからマイボトルに変えるだけでもエコ活動。さらに、自分の好きなデザインのボトルを持ち歩くとテンションが上がる。そんな気軽な楽しい気持ちで、行動を起こしてほしい。」そして、「武蔵野市でできることをひとつひとつ進めていきたい」とも。
同施設は、クリーンセンターの建て替えの検討を始めた10年以上前から検討され、今回の開設に至った。環境への配慮から旧クリーンセンターの事務所棟とプラットホームを施設としてそのまま再利用(リノベーション)する。
「クリーンセンターでごみ処理の様子を見学した後、エコプラザ(仮称)でワークショップを体験するなど連携した利用で、環境問題をより身近に感じてもらえたら。」と同市環境政策課担当課長の山中さん。
開館に先立ち、6月には(株)goen゜アートディレクターの森本千絵さんを講師に招き、キックオフ講演会が開かれた。 8月からは、「環境の学校」と題した連続講座(全5回)が開催されるほか、市民参加型の運営・連携会議も行っている。また、エコプラザ(仮称)の名称を決める「ネーミングワークショップ」も開催予定。
開館時間は9時30分~17時。火曜・祝日休館。その他詳細は決まり次第、市報などで順次発表する。