東京2020オリンピック聖火リレーセレブレーション会場に、武蔵野陸上競技場(武蔵野市吉祥寺北町5)が選ばれた。「セレブレーション」とはその日の最終地点で聖火の到着を祝う聖火式典。
同大会の聖火は、3月26日に福島県楢葉町・広野町の「ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ」をスタート地点として日本全国47都道府県を巡る。 東京都では15日間にわたり、全62市区町村で聖火リレーを行う。1964(昭和39)年の東京大会会場だった「駒沢オリンピック公園中央広場」を7月10日にスタートし、開会式の行われる7月24日に東京都庁でゴールを迎える。武蔵野市には、7月17日に到着。同競技場は、前回東京オリンピックでも聖火祭典が行われた歴史がある。
当日は御蔵島村から始まり、八丈町、青ヶ島村、小笠原村(父島・母島)、三鷹市を経て、武蔵野市に渡る。市内では、3キロ程のコースを15人程で走る。
セレブレーションは、聖火リレー到着後に合わせて(夕方予定)2時間程を予定。入場無料。さまざまなステージプログラムや、聖火を聖火皿にともすセレモニーなどを行う。市内を走行する聖火ランナーは年末に決定。その他詳細は決まり次第順次発表する。
オリンピック・パラリンピック担当課長の宮本さんは「セレブレーションは市民が気軽に行け、間近でオリンピックを感じられるいい機会。当日、市内で走行している聖火リレーの様子を見に行くのもいい。オリンピックへの新たな期待と希望を抱いて聖火を迎えてほしい」と話す。「オリンピックもあと1年となりましたが、市では同大会への取り組みの一つとして行われている、オリンピック・パラリンピック競技の体験・体感イベント「Sports for All」を今後も開催していくので、参加してもらえたら」と呼び掛ける。
聖火ランナー募集の応募先は、東京都聖火リレー実行委員会と日本コカ・コーラ株式会社、トヨタ自動車株式会社、日本生命保険相互会社、日本電信電話株式会社(NTT)の4社まで。2008年4月1日以前に生まれた人、その地域にゆかりがある人などの規定がある。8月31日まで。