吉祥寺の映画館「アップリンク吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺本町1)と、漫画家のマキヒロチさんのコラボレーションで生まれた漫画が4月7日から、同館で数量限定配布されている。
2018年12月に、吉祥寺パルコの地下2階にオープンした同館は、29席のスクリーンから98席のスクリーンまで、壁紙や椅子、照明デザインなど全て内装が異なる5スクリーンを備える。
マキヒロチさんは第46回小学館新人コミック大賞入選。ビッグコミックスピリッツでデビューし、現在「月刊コミック@バンチ」(新潮社)で「いつかティファニーで朝食を」を連載するほか、今月5日には「ヤングマガジンサード」(講談社)で「SKETCHY」の連載も始めた。
今回配布するのは、マキヒロチさんが手掛ける「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」とのコラボレーション漫画。「ヤングマガジンサード」に連載中の同作品は、吉祥寺で不動産仲介業を営む双子、都子と富子が名物キャラとして登場し、吉祥寺に憧れを抱いてやってくる女性客に「フレンドリー&パンクな接客」で、本当に住みたい街を紹介する。2016年には、森三中・大島美幸さんと、メイプル超合金・安藤なつさんが出演し連続ドラマ化もされた。
コラボ漫画ではB5判4ページにわたり、都子と富子が同館を訪れ、名物のクラフトコーラ「伊良コーラ」を飲んだり、映画「ディア・ハンター」をスクリーンで見て号泣したり、「やっぱ映画館で映画観るのっていいなぁ~」などと映画館を満喫する様子を描いた。
アップリンクの担当者は「マキさんからお声掛けいただき実現した企画。オープン後、実際に当館を訪れたマキさんご本人が『ディア・ハンター』をご覧になったり、レポ風に当館の魅力を盛り込んだりしながら描き下ろしてくださった」と話す。
「配布開始からご好評いただいている。あまり配布数が多くないので、終了後は館内にパネルを設置するプランも現在検討している」と担当者。
営業時間は9時30分~23時(映画館の営業時間に準ずる)。