吉祥寺中道通り沿いの西公園前に位置する古着店「Lily Berry(リリー・ベリー)」(吉祥寺本町4、TEL 042-227-6634)が店内に月貸しのレンタルボックスを開設し、利用者を募集している。
昨年12月にオープンし、約3カ月がたつ同店。「コンセプトはなく、自分の好きなものだけを集めた」と話す店主の新井さんは短大を卒業したばかり。当時学生だった新井さんが1人で買い付けを行い、開店までの1カ月間で商品をそろえたという。天井からチェーンをつるし、ワンピースを並べたり、アンティークのバスタブにTシャツを収納したりするなどでディスプレーを工夫し、シャンデリアを飾って個性的な内装に仕上げた。約50平方メートルの店内ではレディース商品を中心に日本や欧米の古着と装飾雑貨を取り扱う。
「初めて来ていただくお客さまはSNSでの画像を見て来たという方がほとんど。リピーターのお客さまも増え、口コミから広がっていく実感がある」と新井さん。同店が入る中央マンションを目的に来た外国人観光客の立ち寄りも多いという。
「レンタルボックスは新しい試み。SNSと店頭・店内での告知のみで既に1件が契約中となり、現在2区画を使ってハンドメードアクセサリーを展開している。レジ横に設置しているのでお客さまの目にも触れやすく、新たに1店が出店準備中。この調子で当店の雰囲気に合ったものがそろっていくとうれしい」と期待を込める。
レンタルボックスの賃料は月額1区画3,000円。前払いで売り上げの15%を販売手数料とし、延長手続きや撤去時に精算するシステム。幅39.5センチ、高さ27.5センチ、奥行き28センチのスペースを計9区画、用意する。利用期間中は同店の商品が10%割引になる特典も付く。
「ハンドメード作品やフリーマーケットなど、『小さな自分の店』として契約区画内を自由にカスタマイズ可能。当店の雰囲気やレンタルボックスの仕様など実際にご覧いただきながら、気軽に声を掛けていただけたら」とアピールする。
営業時間は12時~19時。月曜定休。シーズンや状況により変動の可能性あり。