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吉祥寺のギャラリーで「神仏祈りの写真展」 四国遍路を経て

あったかフォトグラファーわか・豊島和賀子さん撮影、四国遍路や各地域の寺院を巡る神仏写真展を開催

あったかフォトグラファーわか・豊島和賀子さん撮影、四国遍路や各地域の寺院を巡る神仏写真展を開催

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 吉祥寺のギャラリースペース「エスカリエ・セー」(吉祥寺本町1)で2月15日より、山口県岩国市在住の女性写真家、豊島和賀子さんによる「神仏祈りの写真展」が開催される。

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 豊島さんはプロカメラマンとして家族写真やプロフィール写真、セミナー・講座写真、着物撮影会など出身地である山口県を中心に活動し、個展なども開いている。県外では出張撮影を主な活動とし、同ギャラリーからのオファーにより東京で初めての個展開催となる。

 普段は「家族愛」をテーマに自然体の表情や家族のふれ合い、それぞれの家族の幸せが伝わる写真を目指し、公園や緑の中での撮影が多いという。同展では舞台を変え神仏像を被写体とする。「神仏像を撮り始めたきっかけは、心の癒やしを求め昨年より行ってきた四国八十八カ所巡礼。今まで撮影してきた表情の分かる人物写真とは違った、神仏像の内なる温かさ、輝き、寛大さ、厳しさ、平穏、静けさに心引かれていった」と豊島さん。撮影時は自分の心を整え、我を張らないことを心掛けたという。自身初めての神仏写真での個展に対しては不安もあったが、周囲の後押しなどあり開催を決意したという。

 「発達障害を持つ息子を育てる中、認める大切さ、今ここにある幸せを痛感している。人物でも神仏でも一人一人の個性の魅力がある。『心を撮る』ことを大切にし、被写体の表面ではなく、奥の輝き、『思い』を写した」と話す。

 「心を込めて撮影してきた写真を、ぜひ皆さまに見ていただきたい。神仏像の奥にある祈りの心を、それぞれの『思い』で感じ取っていただけたらうれしい。開催中は在廊する期間もあるので、作品以外にも四国遍路の体験など気軽に声を掛けていただけたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~19時。豊島さん在廊日は15日~17日。同19日まで。

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