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三鷹で「オーガニック&ナチュラル ポラン広場東京の集い」 種と人の関係考える

前回開催された「オーガニック&ナチュラル ポラン広場東京の集い2017」の様子

前回開催された「オーガニック&ナチュラル ポラン広場東京の集い2017」の様子

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 種の持つ魅力と豊かさ、種と人間の関係を知る「オーガニック&ナチュラル ポラン広場東京の集い2019」が2月10日、「三鷹産業プラザ」(三鷹市下連雀3)7階703~704会議室で開催される。

 主催はNPO法人ポラン広場東京。1984(昭和59)年に、「有機農業の畑を広げよう」というテーマの下に任意団体として設立し、2008年にNPO法人化。現在は「有機農業」「自給」「食文化」「イベント・交流」「流通・販売」の5つのネットワーキングテーマを基に活動する。

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 集いは2017年に続き今回2回目。担当者は「前回は『ディープオーガニック』をテーマに、有機農業の定義や論理について、日本を代表する有機農学研究者の一人で、農学博士の西村和雄さんを招いて講演などを行った。生産者だけでなく、こちらが想定していた以上に多くの消費者の方が参加してくださり、総勢140人の集いになった」と話す。

 担当者によると、参加者からは「農業の知識がない者でもとても理解しやすい講演だった」「有機農業の在り方から技術を分かりやすく教えてくださった」などの声が集まったという。

 今回は種子法廃止、多国籍企業の種子独占、遺伝子組み換えなど、現在の社会経済システムの問題を照らし出し、「食料主権」の考え方を明示して、持続可能な世界のための多様な種子システムの展望などを展開する。

 講師は龍谷大学経済学部教授で農学博士の西川芳昭さん。西川さんは1960(昭和35)年、奈良県の種苗農家に生まれる。京都大学農学部卒業、バーミンガム大学公共政策研究科修了。専門は農業、農村開発、資源経済学で、「種から種へつなぐ」「種子が消えれば、あなたも消える 共有か独占か」などの著作がある。

 担当者は「昨年種子法が廃止になったこともあり、農業や食の基となる種への関心がより高まっていると感じる。私たちの主食は穀物の種そのものと言えるので、政治的、経済的な観点から話を始めるのではなく、種そのものの魅力や人間との密接な関係に注目できればと考えた。身近なものとして、暮らしの視点から話を進めることで、本質的な意識が生まれれば」と話す。

 西川さんの講演に続いて、質疑応答や意見交換の時間も設ける。

 開催時間は13時~17時。参加費は1,000円(事前申し込みで無料)。