自社で焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を販売し、喫茶スペースを併設する「ライブコーヒー吉祥寺店」(武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-29-9128)が末広通りにオープンして3年が過ぎた。
同店は、コーヒーの卸専業店として1958(昭和33)年に東京・月島で設立された「とらや商店」(後にライブコーヒーと統合)が2015年に開設した直営コーヒーショップ。店名の「ライブ」にはコーヒー豆をその場で焙煎したり、ひきたての豆でコーヒーを入れたりすることから「『動きのある』という意味も込められている」と店長の齋藤恵利香さん。
開店時から関わり、11月に店長となった齋藤さんは「当時は商店街の入り口にできたという地の利もあって大変な混みようだったが、今は近所の常連さんが立ち寄ってのんびりと過ごす場になった」と話す。
豆は100グラムから販売。生豆は250グラムからドイツ製の自動焙煎機「NOVOロースター」で、注文に応じてシナモンロースト、ミディアムロースト、フレンチローストなど6段階に焙煎する。
甘みとうま味をバランス良くブレンドしたと吉祥寺ブレンド(200グラム834円)、コロンビアベースでヨーロピアンタイプのライブブレンド(同826円)、ブラジル・グァテマラベースのプレミアムブレンド(同926円)、モカマリタ(834円)、生豆はマンデルリンG1、キリマンジャロAA(以上100グラム413円)、パフアニューギニア(同463円)(以上、全て税別)。
コーヒーを店内でも味わえるよう9席を用意。テークアウトもできる。ブレンドコーヒーレギュラー(店内230円、テークアウト180円)、カフェ・ラテレギュラー同300円、同250円)、アイスコーヒーレギュラー(同230円、同180円)、アイスカフェ・ラテレギュラー(同300円、同250円)、紅茶レギュラー(同230円、同180円)、抹茶ラテレギュラー(同350円、同300円)など。クッキー(180円)、ブラウニー、ブロンディーズ(以上250円)などの軽食も用意。ドリッパーやコーヒーフィルター、ケトルなども取りそろえる。
齋藤さんは「生産国に出向き、自然に近い栽培方法なのかを見極めて、サンドライ(天日乾燥)を選んで仕入れた生豆には自信がある。だがそれを焙煎して売るだけではコーヒーの激戦区、吉祥寺では生き残れない。『地域のコーヒーローストファクトリー』として、コーヒーを楽しみたい人が知りたいことに従業員がハードルを低くして答えることでつながりを感じる店を目指したいリピーターを増やしていけたら」と話す。
毎月25日から月末までコーヒー豆を全て10%%引で提供する「感謝セール」を行う。
営業時間は8時30分~20時。今月の「感謝セール」は12月31日まで。