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三鷹駅周辺で「三鷹連雀映画祭」 縁あった日本映画上映し応援

かつて三鷹に自生し染料としても使われていた「紫草(むらさき)」と、太宰治の一文からイメージした「三鷹連雀映画祭」メインビジュアル

かつて三鷹に自生し染料としても使われていた「紫草(むらさき)」と、太宰治の一文からイメージした「三鷹連雀映画祭」メインビジュアル

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 JR三鷹駅南口周辺で11月23日から4日間、「第1回 三鷹連雀映画祭」が開催される。主催は三鷹シネマ倶楽部。

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 今年初めて開催される同イベントは、同倶楽部がこれまで活動してきた中で縁があった人や作品を応援したいと、日本映画やインディペンデント作品を中心に集めて上映するもの。

 企画を立ち上げたのは永野貴将さん、神原健太朗さん、山田浩之さん。きっかけは2010年に始まった「三鷹コミュニティシネマ映画祭」での出会いだという。「三鷹はかつて駅前に3本立ての映画館『三鷹オスカー』があったが、1990年に閉館して以降市内に一つも映画館がなくなってしまった。同映画祭は、いつか映画館を作れたらという夢を持つ市民が中心に集まり、年1回開催していて、自分も途中から参加した」と山田さん。

 神原さんは「映画館作りは簡単ではないので、まずは仲間を集め、映画を楽しもうと有志で2012年に立ち上げたのが『三鷹シネマ倶楽部』。現在メンバーは670人まで増えた」と話す。

 同倶楽部が行う「映画遠足」は、メンバーが実際に映画館で一緒に映画を鑑賞し、その後作品について語り合う会で、現在80回を超え、当初月1回だった開催は、6回近く行われる月もあるという。映画監督など関係者から声が掛かり、監督や出演者などゲストが参加しての会も多い。

 「時期を同じくして、市内のカフェで映画を上映するなどの流れも増えてきた。同倶楽部も映画を軸に人のつながりが広がってくる中で、これまでやりたいと思っていた映画祭を、市内の複数の会場で行うことで街を巻き込んで開催できたらと企画した」と永野さん。

 会場は三鷹シティホテル、三鷹産業プラザ、カフェ・ハンモックの3カ所で、「うつろいの標本箱」や「ねぼけ」「Every Day」などこれまで「映画遠足」で見た作品も上映する。最終日は、カフェ・ハンモックで毎月上映イベントを行う「グッドムービークラブ」企画による作品も。

 「将来大きな映画祭になるよう育てていければ。『三鷹オスカー』を知らない若い世代や、今回上映する作品をあまり知らない人にも足を運んで映画の世界を楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 上映時間、入場料は各会場、プログラムに準ずる。詳細は公式フェイスブックなどで確認できる。

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