武蔵野市が現在、「武蔵野市のとっておき写真」を募集している。テーマは同市内の「外国人にもオススメしたい!私のお気に入りスポット」。
2019年にラグビーワールドカップ、2020年にオリンピック・パラリンピックの開催を控え、世界から多くの観光客が訪れることも視野に入れ、武蔵野市らしい風景を捉えた写真を集めるもの。
受け付けを代行するサンケイリビング新聞社武蔵野本部の新山明子編集長は「自然文化園など豊かな自然をはじめ、市内に点在する観光名所での光景は、日本人にとっては何気ない日常の風景でも、外国の方から見ると不思議な魅力に感じることもある。11基のみこしが一堂に会する『吉祥寺秋まつり』も40年以上続く行事で、今年も外国の方を含めたくさんの人が沿道でその様子を楽しまれていた」と話す。
写真家の阿部修二さんら審査委員による審査の上、入賞作品は吉祥寺駅南北自由通路(はなこみち)での展示を予定する。グランプリ受賞者には、市内に本社を構えキッチン家電などを手掛ける「BALMUDA(バルミューダ)」のトースターを贈呈するほか、東京五輪でホスト国になっているルーマニアのワインなど特産品を贈る予定。
「武蔵野市とルーマニアは、20年以上前に交響楽団の支援をしたことで交流が始まった。同国のブラショフ市に『日本武蔵野センター』が作られ、日本語教室なども行われてきた」と新山さん。
「近隣に住む方はもちろん、遊びに来られる方など皆さんが感じる武蔵野市らしい写真を寄せていただければ」と参加を呼び掛ける。
応募は1人5点まで。過去2年以内に応募者が撮影した未発表の作品に限る。作品の規定、応募要項はホームページで確認できる。締め切りは11月30日(必着)。