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キチジョウジギャラリーで「おやつマルシェ」 菓子作家が集まる朝市

前回開催された「きちギャラおやつマルシェ」の様子

前回開催された「きちギャラおやつマルシェ」の様子

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 京王井の頭線「井の頭公園駅」前にある「キチジョウジ ギャラリー」(三鷹市井の頭3、TEL 0422-48-3112)で6月4日、菓子だけの朝市「きちギャラおやつマルシェ」が開催される。

関谷さんが手掛ける、酒かすを使ったクッキー「SAKEKA」

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 2016年11月に始まった同マルシェは月に一度、日曜日の朝2時間だけ、同ギャラリー入り口前にある屋外スペースに設けたウッドデッキと小屋で開く。

 主催者の関谷さんはフリーランスでスイーツプランナーとして活動しながら、自身もお菓子を手作りする。「焼き菓子を作って販売できる場所を探していた際、この場所と出合った。小さいスペースなので、お客さまが、より興味を持って立ち寄れるよう1アイテムに絞り、友人と『荻窪ミートパイ』の名前で手作りの商品を売ったのが最初。ポスターなども作り、花見の季節に合わせ、土日のみ約15日間で750個を販売した経験が大きい」と関谷さん。

 同じころ、「手作りしたお菓子を販売したい」という仲間の声もあり、「最近増えている朝市や、パンをテーマにしたマルシェなどを見て、『菓子』だけで朝市ができないかと考えた。『荻窪ミートパイ』の販売をきっかけに、お客さまが集まってくださることも分かり、この場所でできたらと思った」と話す。

仕事やスイーツイベントで知り合った人を中心に「おやつ作家」として常時数人が出店し、「公園も近いので、その場ですぐに食べられたり、手軽な価格で気軽に買えたりできるものを中心にそろえる」という。

 関谷さんが作るのは、大七酒造(福島県)の2年熟成の酒かすを使ったクッキー「SAKEKA(サケカ)」。「さまざまな酒かすを試食してみて一番おいしかった。現地まで行って直接交渉して酒かすを扱わせてもらえるようお願いした。卵は使わず、シンプルだがコクのあるチーズのような香ばしい味」と話す。

 ほかに、国分寺の畑で育てた野菜を使った菓子や、チョコレート、詰め合わせボックスなどが並ぶこともあり、「これからの季節は、かき氷なども販売できたら」とも。

 「この日のためだけに手作りする人もいるので、ここでしか出合えない味を楽しんでもらえたら。マルシェ出店者も募集している。地元の人が手作りし、この場所で販売することで、一緒に地域を盛り上げていけたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~11時。雨天中止。

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