ハモニカ横丁若手店主ら、ハーモニカの師匠を招き「感謝」のライブ

真ん中で歌っているのはハモニカ横丁の「長老」水野さん

真ん中で歌っているのはハモニカ横丁の「長老」水野さん

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 3月28日夜、吉祥寺ハモニカ横丁の若手店主らが西荻窪のライブハウス「CLOP CLOP」に集結し、ハーモニカ奏者の浅見安二郎さんを招き音楽ライブを開催した。

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 同ライブは、2年前から横丁内でハーモニカ指導に取り組む浅見さんに「感謝の意」を込め、生徒である横丁の店主や常連客らが一緒になり企画したもの。ライブには、店主やスタッフ、常連客などの若者を中心に30人もの「関係者」が駆けつけた。

 バンドの演奏を務めたのは、元横丁内の店主と、連日同横丁に飲みに来る常連客らの面々。そこにハモニカ横丁の若手店主らが登場し、得意の唄やピアノ、ダンスなどを披露し、会場は歓声やフラッシュの嵐で盛り上がりを見せた。吉祥寺北口商店会会長でもあるハモニカ横丁の「長老」、水野秀吉さんも、昭和の未練ソングに「ハモ横の~」と織り交ぜながら拳をふるって会場を沸かせ、若者達から「ジジ~!」と喝采を浴びていた。

 その後、ハーモニカを手に浅見さんの生徒らが登壇し、「先生には内緒」で独自に練習を重ねたという浅見さんのオリジナル曲「星のセレナーデ」を演奏、浅見さんを驚かせた。

 当日、このライブのことを全く知らされておらず、「予定だけ空けていた」という浅見さんは目を潤ませながら、「毎年恒例の吉祥寺音楽祭に匹敵するような音楽祭を、横丁でも実現させましょう」と話し、水野さんと固く手を握りあった後、お礼に自身のオリジナル曲をハーモニカと唄で披露した。

 浅見さんは1952年生まれ。20代の頃に吉祥寺のライブハウス通いをきっかけに、フォーク、ブルースの世界に魅せられ、ブルースハープを独習。日本のブルースハープ第一人者の松田幸一さんに師事し、2001年には第23回日本ハーモニカ賞(全日本ハーモニカ連盟)を受賞。現在では「ハーモニカの伝道師」として、全国各地でハーモニカの指導にあたる一方、音楽の創作や、コンサート活動など幅広く行っている。

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