吉祥寺にある隠れ家的カフェ「クワランカ・カフェ」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-24-6455)で3月6日から、『加藤郁美「切手帖とピンセット」展』行なわれている。
加藤郁美(かとう いくみ)さんは、西荻窪の出版社「月兎社」を1人で運営している編集者。編集出版の他、独自の目線で世界各地から集められるヴィンテージアイテムや、若手作家を全国から発掘し作品を紹介、販売している。著書「切手帖とピンセット」は、意図的な乱丁や斜めの裁断など、装幀の常識を覆すデザインで注目を集め、多数の書籍装幀を勤めるブックデザイナー祖父江慎(そぶえ しん)さんが装幀を担当。
同イベントは、1960年代に発行された様々なデザインの切手1243枚を収録した加藤さん著書の「切手帖とピンセット」増補新版の刊行記念展。切手の他にもイギリスで人気のシルバーチャームも展示し、購入することもできる。また、3月27日には加藤郁美さんがカフェに在店。開催中に販売している書籍「切手帖とピンセット」「シガレット帖」「どうぶつ帖」購入者には、切手をプレゼントされる。(15時~20時まで在店)
「加藤さんがいらっしゃる27日には、非売品のアイテムを説明付きで紹介してくれるそうなのでマニアの方も、ちょっと興味のある方もご一見の価値あり」と、担当の稲垣さん。「本に収録された切手をテーマごとに切り取って展示します。お茶やごはんでくつろぎながら、選び抜かれた切手をゆっくりと眺めてください」とも。
展示は4月6日まで。11時半~23時。月曜日休み。