井の頭自然文化園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100)で2月26日、講演会「人と共にくらす野鳥たち」が開催される。
現在東京で暮らす野鳥は人工的な環境に適応した種で、その暮らしは人間と深く関わっている。明治の初めには東京近郊にも多様な鳥類が暮らしており、その中には「コウノトリ」「トキ」などの現在絶滅の危機にある種も生息していた。しかし、乱獲とその後の著しい開発、森林域や田んぼを含めた水域の消滅などの環境の変化に伴い鳥類の数は激減し、種構成も大きく変化してきた。
第1部は「井の頭池の水鳥の変化」と題し、同園の成島悦雄園長が講演を行う。第2部では野鳥保護への活動を促進し、人と自然が共生できる環境づくりを目指す日本鳥類保護連盟保護共生室長の杉森文夫さんが「人と共に暮らす野鳥たち」と題し、東京近郊の野鳥の移り変わりと人の暮らしとの関わりを紹介しながら、人と共に暮らす野鳥のこれからについて考える。
開催時間は13時~15時。定員は60人(高校生以上)。参加にはメールまたは往復はがきでの応募が必要。応募締め切りは、いずれも今月17日(当日消印有効)。応募多数の場合は抽選。