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三鷹台「オガワカフェ」で女性作家4人展「アートという手しごと」

たね画廊 企画「アートという手しごと」展

たね画廊 企画「アートという手しごと」展

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 三鷹台のギャラリーカフェ「オガワカフェ」(三鷹市井の頭1、TEL 0422-45-2110)で5月24日、女性作家4人による「アートという手しごと」展が始まった。

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 三鷹在住の菊池恵子さんと作家の山中恵利子さんがこの春立ち上げたウェブギャラリー「たね画廊」。同サイトは「アートを暮らしに」をテーマに、暮らしの中で周囲を照らす「ともし火」のような美術作品を紹介するために開設。同展ではサイト開設を記念して、同サイトがプロデュースする4人の作家の作品、絵画約30点、オブジェ約20点、染め約20点を展示・販売する。

 井口里栄さんは多摩美術大学絵画科を卒業後、東京を中心に個展・グループ展を精力的に展開。「葉山で抽象絵画の制作を続ける井口さんは、山や木々といった風景がベースとなり、おおらかで穏やかな印象を与える作品」と菊地さん。

 上條宜子さんは椅子の彫刻職人に師事し、鎌倉に「ATELIER 不思木」を構え国内各地で定期的に個展を開く傍ら、「横浜美術館市民のアトリエ」の講師も務める木のオブジェ作家。「ペンダントやブレスレットは、外しているときもオブジェとして成立する作品」

 佐々礼子さんは文化学院を卒業後、吉田悌三さんに師事した母から古紅型の手ほどきを受け、村上元彦さんの下で創作型染めを研究。その後、和泉晴さんの下で捺染(なっせん)の技法と広幅染めを研究し、「国画会」入選、「民芸館展」入選を果たした染めもの作家。現在は自宅で染めもの教室を主宰する。

 山中恵利子さんは東京芸術大学油絵科を卒業し、ニューヨークのポロック財団・奨励作家として東京、ニューヨークを拠点に活動する抽象画家。「近年到達した色の世界を今回の作品にも表現している」と菊池さん。

 「どれもそばに置いてつくづくと眺めたい作品ばかりを集めた。日常の延長にあるカフェという環境で、食事やコーヒーを楽しみながら暮らしの中のアートをイメージする。ゆっくりとくつろぎながら作品を間近でご覧いただければ」

 営業時間は11時~21時(28日は16時まで)。月曜定休。6月5日まで。5月28日18時30分より、展示作家と画廊主催者によるトークイベントを開く。参加申し込み・問い合わせは同ギャラリーまで。

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