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フィンランドと日本の作家が「森」テーマに二人展-吉祥寺のギャラリーで

「Anne Vasko+福田利之」展

「Anne Vasko+福田利之」展

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 吉祥寺のギャラリー「feve(フェブ)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-23-2592)で5月2日、フィンランドのアーティストAnne Vasko(アンネ・ヴァスコ)さんと、イラストレーター福田利之さんの二人展が始まった。

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 ヴァスコさんは1969(昭和44)年フィンランドのカラヨキ生まれ。ヘルシンキ芸術大学を卒業後テキスタイルデザイナーに。その後、本の挿絵を手掛けるようになり、絵本での布アートを確立。今年2月には絵本の最高賞「ルドルフ・コイヴ賞」を受賞した(受賞作「ぼくって王さま」)。

 福田さんは1967(昭和42)年大阪生まれ。エディトリアル、広告、装丁、絵本制作のほか、ムーンライダーズのアルバム「P.W Babies Paperback」、スピッツのアルバム「さざなみCD」やスピッツのシングルのアートワーク、テキスタイルデザインのブランド「チョコロム!」などを手がけるイラストレーター。ほぼ日刊イトイ新聞で連載した「福田のフォト絵」も書籍化された。

 今回は、一年ほど前に出会った2人が「森」をテーマに作品を発表する。「福田さんの作品は、落ち着いた大人のかわいさがあり、誰にでもある乙女な感覚を呼び起こす。アンネさんの作品は、北欧の長い冬を乗り越えるパワーのある明るさで見る側を圧倒する。これは今の日本に必要な力強さ」と同ギャラリー引田さん。アンネさんの作品は布アートで描かれた絵本の原画など約30点と、福田さんの作品約30点を展示する。

 「楽しい、うれしい、おいしいは明日を生きる力になるはず。生きていくためには必ずしも必要ではないが無くてはならないもの、それがアート。みんな元気になり明るい未来をイメージしよう」

 開催時間は12時~19時(最終日は17時30分まで)。入場無料。5月9日まで。3日には2人のトークショーも予定。定員15人。要予約。

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