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吉祥寺で現代作家・タムラサトルさんが個展-機械仕掛けの装置

タムラサトル展 キャッチ・アンド・リリース

タムラサトル展 キャッチ・アンド・リリース

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 吉祥寺のカフェを併設したアートスペース「Art Center Ongoing(アートセンター・オンゴーイング)」(武蔵野市吉祥寺東町1、TEL 0422-26-8454)で現在、タムラサトルさんの個展「タムラサトル展 キャッチ・アンド・リリース」が開かれている。

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 タムラさんは1972(昭和47)年生まれの現代美術作家。筑波大学芸術専門学群を卒業後、国内のほか欧米諸国の国際展へ参加し、精力的に作品を発表し続けている。地元栃木の「小山市立車屋美術館」「ギャラリーQ」などで個展を、「あいちトリエンナーレ2010」「CITY-O-RAMA HONGKONG」などのグループ展を開催してきた。

 同展では新作「Catch and Release」を東京で初めて発表する。作品には機械仕掛けの装置を多く登場させ、その装置によって作品は同じ動きを淡々と繰り返す。これにより「作品自身が制作意図を探られることを拒み、鑑賞者を思考停止の状態へと誘う」という。今回はなじみのある釣り道具が、「今までに見たことのない『フィッシングマシン』へと生まれ変わる」。

 18日19時からは、アート情報を発信するウェブサイト「PEELER」編集長の藤田千彩さんと、ライター・横永匡史さんが登場し、タムラさんに公開インタビューを行う。定員は先着30人で、参加費は1,000円(ドリンク付き)。19日15時からはタムラさん本人が展示作品の解説を交えてレクチャーを予定。定員は先着30人で、参加費は1,500円(ケーキとドリンク付き)。

 同スペース代表の小川希さんは「ちょうど2年ぶりとなるタムラさんの当ギャラリーでの個展。本人の野獣のような外見からは、想像もつかない緻密(ちみつ)に計算され尽くされたタムラ作品が、今回も登場する。アートの最前線で戦い続ける男による、完成度の高い作品を見逃す手はない」と来場を呼びかける。

 営業時間は12時~21時。月曜・火曜定休。今月19日まで。

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