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吉祥寺のバウスシアターで爆音映画祭-20年前のフィルムを上映

© 2010 Rhino Entertainment Company, a Warner Music Group Company.

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 吉祥寺バウスシアター(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-3555)は現在、「爆音映画祭-音楽編」を開催している。

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 同映画祭は、さまざまな映画を「爆音上映」する毎年恒例のイベント。「爆音上映」とは、従来の映画用音響機材でなく音楽ライブ用の音響機材を使い、ボリュームを限界まで上げ大音響(爆音)の中で映画を楽しむ試み。2004年からオールナイトやレイトショーで「爆音上映」を行っていたが、2008年に映画祭として1回目を開催し今年で3回目となる。

 上映作品は、「ローリング・ストーンズレディース・アンド・ジェントルメン」「ピンク・フロイド/ライヴ・アット・ポンペイ」「ロックンロールとベトナム戦争」「ドアーズ/まぼろしの世界」「極悪レミー」など12作品。「ピンク・フロイド/ライヴ・アット・ポンペイ」の20年前のフィルムが見つかったことから今回、音楽編としての爆音映画祭が決定した。同作品の初回上映は満席となった。

 「ザ・ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイド、ドアーズ、モーターヘッド、そして死んだ3人のJの物語。大変貴重な劇場未公開作品から爆音映画殿堂入り作品まで、音と歴史と物語を堪能できるラインアップ」(同シアターの井手さん)。

 井手さんが薦める作品は「ドアーズ/まぼろしの世界」。1960年代後半にさっそうと現れ、時代の寵児(ちょうじ)となった伝説的なロックバンド、ザ・ドアーズのドキュメンタリー映画。現代の音楽シーンに多大なる影響を及ぼしてきたザ・ドアーズの真の姿を追う同作は、「The WHO」を前座に迎えた1968年のシンガーボウルでの映像、伝説のエド・サリヴァン・ショー出演時の模様、ジャス・ジョプリンやアンディ・ウォーホルたちの交流など貴重映像の数々で、知られざるザ・ドアーズの創作活動の内側に迫っている。

 井手さんは「ドアーズファンにはもちろんたまらない映画だが、ドキュメンタリー作品としても素晴らしい出来なので、ドアーズファンの誰かがドアーズファンでない誰かを連れてやって来て、みんなドアーズにシビレるということが起これば」と話す。「また『極悪レミー』は、音楽に全てをかけた愛すべき男の爆笑爆音人生をたっぷり堪能できる。今年の映画納めにぴったりの1本」とも。

 上映期間は、「ドアーズ/まぼろしの世界」=12月11日~17日、「極悪レミー」=12月18日~24日。上映時間はいずれも21時~。チケットは1,300円~。12月24日まで。

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