高円寺のカフェ「HERE WE ARE marble(ヒア ウィー アー マーブル)」(杉並区高円寺南2、TEL 03-5934-8200)が2月18日、10周年を迎えた。
同店は2000年2月に高円寺の住宅地にオープン。カフェブームの先駆者としてメディアに取り上げられ、長い間街の人々に愛されてきた。木材とメタル素材を基調とした内装は、エグジットメタルワークサプライ(港区)が手がけた。店舗面積は19坪。カウンター含め全29席。コンセプトは「何でもない1日をもっとハッピーに」「地域に密着した使い勝手の良いお店」。
オープン当初から高円寺に住んでいたという店長の新森さんは、これまで親しい友人を家に招くような気持ちで接客してきた。「ここで働けたら面白いだろうなと思っていたが、まさか自分が店長をやっているなんて」と笑顔を見せる。この10年の間に、幼稚園生だった利用客が小学生になって来店したり、付き合っていたカップル客が結婚したりと、「お客さんとともに成長してきた」と振り返る。
フードメニューには、生地にこだわったナポリピザ「marbleの気まぐれ自家製ピザ」(数量限定・1,100円)、ゆず風味の「ベイクドチーズケーキ」(500円)などがある。ドリンクは「カプチーノ」(580円)、「自家製ジンジャーエール」(550円)、「マシュマロメイプルチャイ」(630円)などのほか、各種アルコールも提供する。そのほか、姉妹店カフェ「八十八夜」(武蔵野市御殿山1)のパティシエが手がけた「八十八夜クッキー」(88円)などの焼き菓子も用意。現在、10周年を記念してすべてのドリンクを半額で提供している。今月21日まで。
「八十八夜」の店長で、同店マネジャーの吉野さんは「それぞれのお客さんに(両店を)行き来してもらえたらうれしい。八十八夜も10年を目指す。カフェで過ごす時間を楽しんで、笑顔で帰ってもらえたら」と話す。
新森さんは「いろいろな出会いが積み重なって10年が経った。これからも変わらず、お客さん一人ひとりと向き合えるような接客をしていき、気軽に訪ねてもらえるようなカフェでありたい」と話す。
営業時間は、木曜~月曜=12時~24時、火曜=12時~23時30分。水曜定休。