吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-21-8111)6階特設会場で1月26日、人気イラストレーターの企画展「中村佑介展」が始まった。
東京では初となる原画展で、20~30点の原画展示をはじめ、過去に出版された書籍の展示や中村さんが普段使っている画材も展示する。
1978(昭和53)年生まれの中村さんは大阪芸術大学デザイン学科イラストコースを卒業し、同コースの助手を務めた後、2002年からフリーとして活動する。ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)やゲントウキなどのアーティストのCDジャケットのほか、赤川次郎さん、石田衣良さん、森見登美彦さんなどの書籍のカバーイラストでも知られている。バンド「S▲ILS(セイルズ)」としても活動し、漫画やエッセーなども発表してきた。
会場ではグッズも販売。初の作品集「Blue」(3,990円・飛鳥新社)に収録されているイラストをモチーフとした「パルコ限定Tシャツ」(3,990円)や「エコトート」(1,680円)、「オリジナルステッカー」(420円)など。
今月31日には中村さんが来店し、サイン会を開く。会場で3,000円以上の購入客先着100人に参加券を進呈することもあり、初日となった26日は中村さんのファンがオープン前から行列を作った(サイン会参加券は配布終了)。
今月18日からは、パルコの通販サイト「パルコ・シティ」内にオンラインショップ「中村佑介ショップ」がオープンしており、限定商品やオリジナルグッズを販売している。
同展担当者は「オープンから80人以上が並ぶほど。制作の過程がわかる展示で、美しい原画を見ることができる」と話す。