クリエーター作品を扱うアクセサリーと雑貨の店「PORTFOLIO」(武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 050-1465-9023)の併設ギャラリースペースで現在、たつみなつこさんと森野美紗子さんの「ひとやすみ展」が開催されている。
家でリラックスして、時間をゆっくり使ってほしいという思いから「ひとやすみ展」というタイトルにした。「一休みの時間に置いてもらえたらという思いを込めて作品を作った」とたつみさん。
今年3月に同店で行われた「はる はな 展」に客として訪れた2人は、参加したアクセサリー作家conomiさんの友人だったことから、店長の佐藤さんやスタッフの飯塚さんと話しが弾み、今回の開催が決まった。
たつみさんは1983年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン科卒業。昨年、代々木のDADACAFEで「タクシー・タクシー・タクシー」を開催。今回は、黒のクレヨンで描いた、風船ガムを膨らませる人々や動物たちの原画など約20点を展示する。
1984年生まれの森野さんは、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン科卒業。昨年8月には神保町で開かれた「くりくり展」に参加した。同展では、淡い色合いの水彩画、木材と押し花で作った「ちょうちょのモビール」「ちょうちょのピン」など約25点を展示する。
以前カフェで働いていた森野さんは、架空のカフェ「ひとやすみcafe」のメニューも制作。「カフェには、ボーッとしたり空想したりするためにも行く」ことから展示のテーマに合うと考え、「ひとやすみ」をキーワードに水彩絵の具で描いた。「夜エスプレッソ」「みずうみティー」「秘島ソーダ」「そらラテ」「にわ茶」「くちぶえジュース」「ゆめミルク」「おさんぽラテ」「シンクロジュース」「恋コーヒー」「なみのりソフト」「うみサイダー」の全12メニューが並ぶ。
たつみさんは「洋なしの絵」(3,800円)、「チョウチョたち」(3,800円)、風船つきの「BUBBLE GUMポストカード」(1,200円)など、森野さんは「レターセット」(580円)、「ひとやすみcafe ポストカードセット」(1,890円)、「ちょうちょのモビール」(4,500円)などを販売する。
たつみさんは「ちょっとでも楽しくなってもらいたかったので、ただ見るだけでなく書き込めるものも作った。ゆっくりしていってほしい」と話す。営業時間は、平日=15時~20時、土曜・日曜・祝日=12時~20時。火曜定休。7月6日まで。