井の頭自然文化園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100)は2月から、同園・フェネック舎でのフェネック3兄弟の公開時間を延長した。
フェネック3兄弟は、昨年11月12日に誕生した「マッチ」「トシチャン」「ヨッチャン」の3匹。「マッチ」はおとなしくマイペース、「トシチャン」は人好きで好奇心旺盛、「ヨッチャン」はヤンチャで一番すばしっこい。2月初旬までの公開時間は14時30分~16時だったが、昨年7月に生まれた姉の「マツコ」や「ウメコ」との体格差がなくなってきたこともあり、9時30分~16時に延長した(現在ヨッチャンは安静中のため公開は控えている)。おっとりした「マッチ」と「マツコ」が、元気な「ヨッチャン」と「ウメコ」がそれぞれ似てきているという。
フェネックはイヌ科の中でも最も小型な動物で、体重は1キロ~1.5キロ。大きな耳や長いしっぽ、とがった顔などが特徴。生息地はアフリカ・モロッコ~アラビア半島の砂漠地帯で、体温を発散させるため耳は大きく、肉球を保護するよう足の裏は短い毛で覆われている。
教育普及係の高松美香子さんは「ヨッチャンは元気なのでご心配なく。3兄弟は『マツコ』『ウメコ』と同じ獣舎で飼育しており、展示を始めたころに比べ、互いの存在にも慣れてきたようだ。またウメコは、音がなるネズミのおもちゃを上手に鳴らすことができるようになるなど、それぞれの成長ぶりがうかがえる。少し大人に成長したフェネックたちの姿を見にきてほしい」と話す。
開園時間は9時~17時(入園は16時まで)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。