フェネック3兄弟の姉「マツコ」「ウメコ」も公開中-井の頭自然文化園

保育箱で育てられた赤ちゃんの頃の「マツコ」と「ウメコ」

保育箱で育てられた赤ちゃんの頃の「マツコ」と「ウメコ」

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 井の頭自然文化園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100)で現在、昨年11月に生まれたフェネック3兄弟「マッチ」「トシチャン」「ヨッチャン」に加え、その姉「マツコ」と「ウメコ」の元気な姿も公開されている。

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 2匹は昨年7月29日生まれ。現在は、しっぽも太くなり大人の姿に近づいてきているが、まだ「飛んだり跳ねたり、取っ組み合いをしたりと、幼さの残るかわいらしい様子が見られる」(同園)。「マツコ」はおっとりしていて肝っ玉が太い。「ウメコ」は繊細で怖がり。ウメコはマツコより顔が細めで子どもっぽい性格。外見が非常に似ているため、識別のために首輪を付けている。カラーは、赤=トシチャン、青=マッチ、黄色=ヨッチャン、緑と白=マツコ、赤と黄色=ウメコ。

 10年以上、フェネックの飼育係を務めるベテランの永田典子さんは「生まれたグループごとに、わかりやすい名前をつけている。3兄弟の名前は、お母さん世代やアラフォーから反応が良い」と話す。

 同園の佐藤さんは「出産当初、マツコとウメコは『松竹梅』のグループとして名付けた。皆体毛が短く、体温の調節ができなかったため、保育箱に入れて育てていた。しかし、同時に生まれた『タケコ』が途中で肺炎を起こし生後まもなく亡くなってしまい、ウメコとマツコが生き残った。ここまで成長してくれて良かった」と話す。

 フェネックの人気について、教育普及係の天野未知さんは「先週末も行列ができるほど、フェネック目当ての人が多く集まり、注目されていることを実感した」という。ただ、「フェネックは、非常に高額でしつけをするのが難しい。とてもかわいらしいが、ペットとして気軽には飼えない動物でもある」(永田さん)とも。

 開園時間は9時30分~17時(入園は16時まで)。フェネック3兄弟の公開時間は14時30分~16時(体調により公開できない場合あり)。月曜休園(祝日の場合は翌日)。

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