杉並アニメーションミュージアム(杉並区上荻3、TEL 03-3396-1510)は11月26日より、生誕70年を記念して「石ノ森章太郎展~石ノ森アニメの世界~」を開催する。
石ノ森章太郎さんは、1954年に「二級天使」でデビューし、漫画を「どんなものでも表現できる」万画(よろずが)、つまり「萬画」と称した。さまざまな世界を創り出せる「萬画」とアニメーションは昔から密接な関わりがあり、石ノ森さんの作品も数多くアニメ化され、コメディー・シリアス・時代物・SFなどあらゆる種類の作品を数多く生み出してきた。
同展では、代表作「サイボーグ009」を中心に、約150点の展示資料やパネルから、石ノ森章太郎さんの萬画とアニメの歴史を振り返る。
アニメシアターでは、「009」にかけて2009年1月から「サイボーグ009」の全話48話を一挙上映し、石ノ森さんの誕生日である1月25日と祝日には、宮城県の石ノ森萬画館でしか見ることができない「龍神沼」を特別上映する。
期間中、トークイベントを2回開く。12月20日には、トキワ荘のメンバーで、合作で作品を発表したこともある漫画家の水野英子さんと編集者の丸山昭さんが石ノ森さんについて語る。来年2月14日には1979年版「サイボーグ009」のキャラクターデザイン・総作画監を務めた督芦田豊雄さんと高橋良輔監督が、同作品の当時の裏話や制作秘話などを語る予定。11月26日から参加申し込みを受け付ける。定員は50人。
開館時間は10~18時(最終日は15時まで)。月曜休館。来年2月22日まで。