ハモニカ横丁で「中国闇市」-チャイナ服、人民帽スタイルで接客

ハモニカ横丁で「中国闇市」再現

ハモニカ横丁で「中国闇市」再現

  • 0

  •  

 吉祥寺を中心に飲食店などを展開するVICグループは、ハモニカ横丁内で営む物販店「フードラボ」(吉祥寺本町1、TEL 0422-20-6811)、飲食店「ハモニカキッチン」「てっちゃん」「モスクワ」の計4店で5月25日から、中国製の提灯を吊るすなどして戦後のハモニカ横丁でも見られた「中国闇市」のにぎわいを再現する。

[広告]

 催事は「2週間ぐらいを予定」(同社スタッフの田淵さん)。各店の軒先には竹を巡らせて「福」の文字が入った赤い提灯を吊るし、スタッフはチャイナ服、人民帽スタイルで登場するなど、中国マーケットの雰囲気を「分かりやすく」来店客にアピールする。

 期間中、物販店では中国雑貨100アイテムを販売。同グループの手塚一郎代表自身も、先日、台湾で買い付けてきたブリキの玩具や陶磁器などを「出品」する。飲食店2店では夜の通常メニューに加えて、「腸詰め」「ピータン」「青島ビール」のほか、20年モノの紹興酒をカメからくんで提供する予定。

 手塚代表は、国際基督教大学の学生時、学生紛争の中で学内テレビ局を仲間と作ってジャーナリズム活動を始め、その「軍資金」を稼ぐべく、吉祥寺にビデオの情報センターを仲間と設立して商売を始めた。作品の中には80年代の前衛芸術などを撮ったものもあり、その一部は世田谷パブリックシアターにも寄贈している。

 その後、ハモニカ横丁でビデオ機材とメディアソフトの店に変貌を遂げ、店の2階部分にバーを作って仲間との語らいの場にしていたことから飲食業にも着目、1998年からは同横丁に、後に起こるカフェブームを先取して「ハモニカキッチン」をオープンしている。その後、吉祥寺を中心に店舗網を拡大し、今では計13店を展開。6月中にもハモニカ横丁内に新業態のローストキチン専門店をオープンするという。

ビデオ・インフォメーション・センター

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース