高齢者の性を描いた映画「百合祭」、1日限りの上映

武蔵野公会堂で上映される「百合祭」

武蔵野公会堂で上映される「百合祭」

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 民間の非営利組織ボランティアステーション(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-28-7728)は3月30日、武蔵野公会堂(武蔵野市吉祥寺南町1)で「ボラステ・シネサロンvol.16 『百合祭』ビデオ上映と浜野佐知監督のお話」を開催する。

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 「百合祭」は桃谷方子さんの同名小説を映画化したもので、2001年に封切りされたもののリバイバル上映となる。同映画は、高齢の女性たちが住むアパートに男性が越してきたことから始まり、それぞれの性に目覚めた高齢者たちの姿を描いた物語。主演は吉行和子さん、ミッキーカーチスさん、正司歌江さん、白川和子さんなど。

 浜野監督は「性」を女性側からの視点で描くことをテーマに、300本を越える作品を発表している。同ステーションの天野さんもその「女性の視点」に共感し、今回の上映に踏み切ったという。上映後には監督のトークショーも開催。

 天野さんは、「高齢者が主演の映画は福祉の視点から描かれているものばかりで、性に目を向けたものは少ない。公共ではタブー視されているので上映されにくい映画だが、この機会に高齢者介護施設の職員や若い方にも見てもらいたい」と話す。

 上映時間は19時~20時45分。前売り料金は、一般=1,200円、シニア(60歳~)、学生=1,000円。当日券は各200円増。アンケートに回答した先着100人には百合の香りの香水をプレゼントする。

ボランティアステーション

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