昨年11月にプレオープンしたイタリアのお菓子とビンテージ雑貨を販売する「CHIOSCO by the park(キオスコ)」(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-24-7217)が現在、正式オープンに向けて準備を進めている。
「すでに営業はしているが、販売する焼き菓子のラインアップをどうするか検討中。それが決まってショーケースに並べたら正式オープン」と店長の角田豊さん。
同店は、店から歩いて1分ほどの場所にあるイタリアンレストラン「VILLAMAGNOLIA(ヴィッラマニョーリア)」のオーナーが食材を買い付ける際に見つけたイタリアの雑貨を販売する場を作りたいと開いたもの。
ジェラートは、ヘーゼルナッツ(ピエモンテ産)、ピスタチオ(シチリア産)、ストロベリー(ポーランド産)、生チョコレート(フランス産)、アルフォンソマンゴー(インド産)、・レモン(地中海産)の6種類を用意。価格は各400円(ピスタチオ=500円、2種類=450円)。季節ごとに入れ替えるが、定番として「ヘーゼルナッツ」「ピスタチオ」を置く。「ヘーゼルナッツにピエモンテ産を使っているのは日本では当店だけ。和歌山県有田郡の工場で北海道産の牛乳を使って作ったコクのある甘さを味わってほしい」と角田さん。シチリアでは一般的な、ブリオッシュに挟んだ食べ方も提案する。
輸入食材は、オリーブ、「88 ltalia」のパスタ(800円)、ワインビネガー、バルサミコビネガーなど。オリーブオイルは「小さなインポーターが輸入した小規模生産されたものを常時6種類ほどそろえている」。瓶入りのイタリアンジンジャー(430円)、シチリアレモンソーダ(370円)、ブラッドオレンジソーダ(同)なども販売。
雑貨はビンテージものだけでなく、ベネチアの伝統工芸品「ムラーノガラス」の新作も販売。有機栽培など作り方にこだわった狭山の緑茶と紅茶、カワの「甘酒パン」など日本国産の商品も取り扱う。
店名の「CHIOSCO」は「売店」を意味するイタリア語。イートインコーナーで食べることもできるが、「当店で買ったジェラートやコーヒーを片手に井の頭公園の散歩を楽しんでほしい」と角田さんは話す。
営業は木曜~日曜で、時間は14時~17時30分。