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画家・ナカバンさん、吉祥寺の絵本専門店で個展「町から町から町へ。」

トムズボックス「町から町から町へ。」展示の様子

トムズボックス「町から町から町へ。」展示の様子

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 吉祥寺の絵本専門店「トムズボックス」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-23-0868)で現在、画家・nakaban(ナカバン)さんの個展「nakaban expo2012 町から町から町へ。」が開催されている。

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 絵画制作を中心に、絵本、映像などのフィールドで活動するnakabanさん。近年の代表作には、絵本「ころころオレンジのおさんぽ」(イーストプレス)、青柳拓次さん作「つきのなみだ」(millebooks)、まど・みちおさんの詩集「うふふ詩集」(理論社)の挿絵などがある。

 同展ではnakabanさんの新作油絵36点を展示。展示に合わせ、オリジナルピンバッジ(630円)、nakabanさんデザインの本染め手拭い(2種、1,000円)や関連書籍も多く並べる。

 店主の土井さんは「ナカバンの絵はじっくり見ていると、見る自分を孤独にしてくれる。その孤独も、寂しい孤独ではなく、優しい孤独というか、前向きな孤独という感じで実に励まされる。恐らく遠い国を一人で旅していても、どこに自分がいるか分からなくても、人としゃべることをしなくても、この作家は、ゆったりと町を眺め楽しむことができるのだろう。そういう、うらやましい旅人の視線に作家の強さを感じた。彼の絵を日常のどこかに飾りたいと思った」と話す。

 開催時間は11時~20時(最終日は18時まで)。木曜定休。6月30日まで。

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