ギャラリー併設の絵本店「TOMS’ BOX(トムズボックス)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-23-0868)で現在、絵本作家・荒井良二さんの小さな展覧会「どこまでだって いつまでだって」が開催されている。
荒井さんは1956(昭和31)年、山形生まれの絵本作家。これまでに多くの絵本を発表し、「ボローニャ国際児童図書展特別賞」をはじめ国内外での受賞は多数。ライブペインティングやワークショップなども精力的に行い、並行して音楽活動も続ける。「荒井さんは若い人にとても人気があり、絵本の最先端を走り続ける作家。付き合いは20年以上になり、毎年7月に展覧会を開催しているが、今年で18回目くらいになるはず」と話すのは店主の土井さん。
同展では30作余の新作を小さな店内の壁にぎっしりと展示し、荒井さんが手掛けた70作以上の絵本も併せてズラリと並べる。「今回の展示は、すごく大胆なマチエールの中に繊細なタッチを感じる絵ばかり。ギターを弾く少女など、アナーキーな少女の絵が多い」と土井さん。荒井さん初の漫画作品「ホソミチくん」(イースト・プレス、1,365円)も同店で先行販売している。
営業時間は11時~20時(最終日は18時まで)。入場無料。今月31日まで。