杉並アニメーションミュージアム(杉並区上荻3、TEL 03-3396-1510)で6月21日、「~劇場公開記念~ 鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」展の開催が始まった。
「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載され、単行本全27巻は累計5000万部を突破した、荒川弘さんが描くコミック「鋼の錬金術師」。物質を「等価交換」して再構築する錬金術を習得した、エドワードとアルフォンスのエルリック兄弟が過酷な旅をする物語。これまでに2度のTVアニメーション化と劇場版作品が公開され、7月2日には2作目となる劇場版作品「鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星」が公開される。
同作はこれまでの世界観に沿った作品となるが、原作コミックもアニメーションも完結しているため、原作では描かれていなかった「空白の期間」を映画オリジナルの脚本で映画化した。「『鋼の錬金術師』は原作もアニメも大人気だが、まだまだポテンシャルを持っている作品。新作映画と企画展を通して、さらにもっと多くの人に知ってほしい」と同館運営担当の藤田さん。「劇場作品をさらに深く知ってもらうために、この企画展を開いた」という。
同展では、同作のあらすじやキャラクターを紹介するパネルに、場面カット、特報映像などを展示。荒川さんが描いた原作コミックの複製原画や、エドとアルの実物大スタンディも置く。関連イベントとして、会場を巡るスタンプラリーも実施。記念スタンプを集めた先着30人には、連日「特製ステッカー」を進呈する。
「ファンの皆さんには、この企画展に『鋼の錬金術師』の魅力をまだよく知らない人を連れてきて、一緒に楽しんでほしい」と藤田さん。
開館時間は10時~18時(最終日は16時まで)。月曜休館(祝日の場合、翌平日休館)。電力需要増加による同展開催期間中の臨時休館日は以下。7月5日・13日・21日・26日、8月3日・11日・16日・24日、9月16日・14日。入場無料。9月19日まで。