杉並アニメーションミュージアム（杉並区上荻１、TEL 03-3396-1510）3階で5月23日、企画展「GONZO 20th ANNIVERSARY」が始まった。
1992年9月設立のアニメーション制作会社「GONZO」。業界でもいち早くデジタルアニメの可能性に着目し、日本初のフルデジタル・ビデオアニメーション作品「青の6号」を発表し、注目を集めた。その後もデジタルアニメーション制作の先駆者として、OVA（オリジナル・ビデオ・アニメーション）「戦闘妖精雪風」、映画「ブレイブ ストーリー」「アフロサムライ」、テレビ「カレイドスター」「LASTEXILE」「SAMURAI7」「巌窟王」「ドルアーガの塔」など多くの作品を手掛け、昨年はテレビ「にゃんぱいあ」「LASTEXILE‐銀翼のファム‐」、ウェブ「こぴはん」を発表している。
同展では同社の作品を年表や映像で紹介するほか、同社が所蔵している版権原画、絵コンテ、アニメ原画、キャラクター設定、美術設定などの貴重な資料を展示し、20年の歩みを振り返る。館内の「アニメシアター」では、「ブレイブ ストーリー」などの上映を予定する。
「普段見ることができないアニメ作品の版権原画（直筆の鉛筆画）などを展示する。何げなく見ているアニメの絵が、ちゃんと人の手で緻密に描かれているのを確認できる。なかなか見ごたえのある展示なので、ぜひ立ち寄っていただければ」（同ミュージアムの藤田さん）と来場を呼び掛ける。
開館時間は10時～18時（入館は17時30分まで、最終日は16時まで）。月曜休館（月曜が祝日の場合は開館し、翌日休館）。入館無料。8月19日まで。