吉祥寺今昔写真館委員会は1月11日より、「吉祥寺今昔写真館プロジェクト」で吉祥寺の街並みを撮影した写真などの資料を募集する。企画・運営はフリーマガジン「週刊きちじょうじ」。
同プロジェクトは吉祥寺で撮影された写真やイラストなどを、未来のために収集する。吉祥寺では現在、時代の移り変わりに伴った世代交代が急速に進んでいる。それによって失われる可能性のある、吉祥寺の街並みや吉祥寺での市民生活、日常の風景などを写した写真などの資料を収集、保存、活用する街ぐるみのプロジェクト。
これらの写真をスキャナーで複写してパソコンに保存していく。このように保存しておけば、書籍にも活用でき、写真展の開催やネット上で公開することもできる。そこで、「まずは写真を集めよう」と同プロジェクトが始まった。サイフォン(三鷹市)が企画運営・コンテンツ開発アドバイザーとしてAR、iPhone、ウェブなどのオンライン連動コンテンツで全面協力し、商店街の協同組合も協力する。
プロジェクトによって構築された地域アーカイブは、今年以降に吉祥寺で開催される「吉祥寺今昔写真館」関連のさまざまな企画やイベントで活用される。その一部は、武蔵野市で構築を進めている武蔵野アーカイブに組み込まれる予定。
広報担当者は「個人の何気ない生活の記録こそ次の世代には貴重な財産。今ならまだ貴重な写真が地域の人々の手元にあるはず。『吉祥寺と私』をテーマに、吉祥寺に関連する写真、イラスト、絵を募集する」と呼びかける。
締め切りは、オンラインで写真を提供する場合=3月31日まで、写真持参の場合=2月12日まで。受け付け場所は、武蔵野市立吉祥寺美術館(受付時間=10時~19時30分)と武蔵野市開発公社(同=9時~17時)。資料の利用や公開方法についてはホームページで確認できる。