ギャラリーfeve（武蔵野市吉祥寺本町2）では現在、スイスの木製玩具メーカー「NAEF（ネフ）社」の展覧会「Kurt Naef －The Toymaker（クルト・ネフ－ザ・トイメーカー）」を開催している。

　同展は、ネフ社の創始者クルト・ネフさんが80歳を迎えたのを機に、同名の美術書がスイスの出版社から刊行されたのを記念し開催されるもの。輸入玩具販売を手掛け、吉祥寺ほか全国で直営店を運営するアトリエニキティキ（武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-21-4015）が主催する。

　ネフさんは1926年スイス生まれ。1954年にネフ社を創立し、自ら家具職人として家具を製作するかたわら、1958年にリボン型の木製構成積木「Naef－Spiel（ネフ・スピール）」を発売し、注目を集めた。同社はその後も「キュービクス」や「セラ」などを発売し、幾何学的な積木のメーカーとして知られている。

　展示内容は、ネフ・スピールをはじめとした「Tria」、「Pari」など同書掲載品約110点に、ネフさんのデザイン約30点を加えた約140点で、そのほとんどが「生産中止となったヴィンテージもの」（ニキティキ畑江さん）だという。そのほか、同美術書（6,300円）、ネフ社のカタログ（525円）、ネフ社に関する書籍「EDU－TOY」、ポスター5種（各500円）も販売。ヴィンテージ以外の玩具はアトリエニキティキの直営店（武蔵野市吉祥寺2、TEL 0422-21-3137）で購入できる。

　開場時間は11時～19時（最終日は17時まで）。入場無料。7月30日まで。

アトリエニキティキ