善福寺公園(杉並区善福寺3)で現在、野外アート展「トロールの森」が開催されている。主催はトロールの森実行委員会(杉並区善福寺3)。
同イベントは毎年開催しており、8年目となる国内外のアーティストによる野外アート展。今年は「まちと森をつなぐかたち」をテーマとし、国内アーティスト9人、海外アーティスト7人、総勢16人のアーティストが参加する。「アートを身近に親しんでいただけるよう企画した」(同委員会の村田弘子さん)。
善福寺公園は、都会に残された緑豊かな公園で、「地域の人々が繰り返し訪れ憩う場所だから会場に選んだ」という。来年はイギリスで展示を開催する予定のため、今年は英国作家が多く参加している。
展示作品は、塩の結晶や枯葉を使用し、ビニール温室の中で雪化粧が施された造花のバラが咲くカトリン・パウルさんの「はやすぎる雪」や、特殊な細工をした透明のサインボートを通して公園を観る小松綾さんの「サインボード」など。村田さんは「小松さんの作品から見える風景は日常と一味違う光景」と話す。
期間中、富田俊明さんよる「善福寺公園&最悪ガイドツアー」(同14日、21日)などのワークショップも予定する。
今月22日まで。