吉祥寺の手作り時計専門店「crafz(クラフツ)」(武蔵野市吉祥寺本町 2、TEL 0422-20-7335)は8月31日、紙製時計・ペーパークラフトウオッチの販売を開始した。経営はJHA(武蔵野市)。
同社は1987(昭和62)年、手作り時計のパイオニアといわれている篠原泰治さんが設立した。時計作家の育成支援にも力を入れ、東京や大阪を中心に世界で活躍する時計作家20人が所属する。
同店は、紙製、真ちゅう製、シルバー製の腕時計など約200商品を取り扱う。客層は20~30代の女性が中心。
ペーパークラフトウオッチは以前、松屋銀座(中央区)の「時計博」に出店し、「『手作り時計』を世に知らしめた作品」(同店の柳井幸平さん)だという。今回は、当時の商品をバージョンアップしたもので、「一流ブランドをぶっ飛ばせというパロディー&ジョーク」をテーマに作られた。ムーブメントやリューズなどの機構部品や裏ぶた、フロントレンズ以外は紙製で、電池交換も可能。
「SAIKO サイコー」(3,990円)、「RELAX リラックス」(3,990円)、「OREGA オレガ」(3,990円)、「JEAN PAUL GOTHTIER ジャンポールゴスチェ」(3,990円)など11アイテムを取りそろえる。
柳井さんは「オンラインショップが先月リニューアルしたことに併せ、何か面白いことがしたいと思った。紙製の腕時計はオーダーが来ることから、今回の復刻版の発売を決定した」と話す。
営業時間は13時~20時。日曜・祝日定休。商品は、同社オンラインストアでも販売する。