吉祥寺のアートスペースで若手写真家の二人展「眩光-GENKO-」

石川道子さんの作品:「晴天の理由」(2008年)より

石川道子さんの作品:「晴天の理由」(2008年)より

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 吉祥寺のアートスペース「Art Center Ongoing(アートセンター・オンゴーイング)」(武蔵野市吉祥寺東町1、TEL 0422-26-8454)で現在、若手写真家の二人展「眩光-GENKO-」が開催されている。

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同スペースでの本格的な写真展は今回が初めて。「眩光-GENKO-」のタイトルは、阪本勇さんと石川道子さんの「あふれ出る趣向の異なる『まぶしさ』から名付けた」(同スペース代表の小川希さん)。

 1979(昭和54)年生まれの阪本さんは、日本大学芸術学部写真学科を中退。写真家・本多元に師事。さまざまな展示に出展し、2006年、「第27回写真ひとつぼ展」では入選。「阪本さんの作品からは、うさんくさくべとついた色気が感じ取れる。見ることをちゅうちょしたくなる気持ちと、もっと見たいという欲求とを同時に沸き起こさせる不思議なエネルギーで鑑賞者を魅了する」(同)。

 1986(昭和61)年生まれの石川さんは、武蔵野美術大学映像学科を今年卒業。現在、同大学修士課程に在籍する。「見事なタイミングと構図で撮影された石川さんのポートレートは、ユーモアがあり常に鮮明で爽快(そうかい)。彼女のカメラには、まるで日常にありふれた人・物の鮮度を高める機能があるかのよう」(同)。

 今月11日には、小説家の西加奈子さんを招きトークショーを開催。入場料は1,000円、先着30人。翌12日には、作家本人による展示作品の解説を交えてのレクチャー「Pre Ongoing School」も予定する。入場料は1,500円(ケーキ&ドリンク付き)。先着30人。

 小川さんは「対峙(たいじ)する者の目まいを誘う2人の若き写真家の世界観を多くの方にご覧いただきたい」と話す。

 営業時間は12時~21時。月曜・火曜定休。今月12日まで。

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