「紙」を素材に使った作品展「かみの仕事」-吉祥寺のアートスペースで

Art Center Ongoingで開催中の展示、冨井大裕さんの「かみの仕事」

Art Center Ongoingで開催中の展示、冨井大裕さんの「かみの仕事」

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 吉祥寺のアートスペース「Art Center Ongoing(アートセンター・オンゴーイング)」(武蔵野市吉祥寺東町1、TEL 0422-26-8454)で4月29日から、冨井大裕さんの作品展「かみの仕事」が開催されている。

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 同展では、紙を素材とした冨井さんの作品を展示する。冨井さんは、1999年に武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コースを卒業後、東京を中心に多数の個展を開催。その他多くのグループ展にも参加し、精力的に創作活動を続けている。

 作品の多くは、身の回りにあるストローや画びょう、スポンジなどを素材として使う。「冨井さんは、素材が本来持っている使用目的を無視した形で放置し、新たに目的を与える。その作品からは、私たちが日常生活を送る中で気づくことのできない、ものの造形の繊細さや集合することによって生まれる存在感を発見できる」(同スペース代表の小川さん)。

 作品を通して見る人に「ものに対する視点の変化」を与えることは、意図したものではないと冨田さん。しかし小川さんは「作品を見ると、子どもの何気ない言動に大人がハッとさせられた時のような新鮮な感動を覚える。冨井さんが引き出す紙に内在していた未知なる世界観を、ぜひ多くの方に見てほしい」と話す。

 開催時間は12時~20時。5月17日まで(期間中、同4日・5日・6日・11日・12日は休業)。

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