JR三鷹駅構内に今月16日に開業するエキナカ商業施設「Dila三鷹」が14日、プレス向けに公開された。
三鷹駅構内では、建設中のシートを取り去ったエキナカ施設に、足を止めて見入る人やオープンの案内を受け取る人も多く、利用客の注目度の高さがうかがえる。
白を基調にグリーンでアクセントを加えたナチュラルな雰囲気のフロア(3階)には、4階へのエスカレーターを囲む形でスイーツ店など7店舗がオープン。クイーンズ伊勢丹は、2店舗目となる小型店舗業態「QUEEN'S I」を出店。約50.8坪の店内には、弁当や少量パックの総菜、パン、飲料などが並ぶ。「ハーフボトルの需要が高まっている」(同社の仲義実さん)というワインは、「エキナカ店では異例」(同社)の70アイテムを用意。調味料類も「小ぶりサイズ」を取りそろえるなど、エキナカ利用客のニーズに合わせた品ぞろえで展開する。
4階には、飲食店や雑貨店、書店などがオープン。エキナカ初出店のハンドメードコスメ店「LUSH」は、通常「量り売り」で展開しているソープを100グラムの個包装で提供するなど、エキナカ店ならではの取り組みを行う。ジェイアール東日本スポーツ(豊島区)は、エキナカ2店舗目となる「リラクゼ三鷹」を出店。三鷹は、多くの路線が乗り入れる1号店(ディラ西船橋)とは異なり、東西線などの「終着駅」であることから、時間をかけて施術を行える個室タイプのベッドを7台用意した。
カフェスペースを設けたマフィン専門店「マフィナリーズ」では、サーモンクリームチーズなどの「食事系マフィン」を充実させ、11時からはマフィンとスープ・マフィンとサラダなどのセットプレートを提供する。ジェイアール東日本フードビジネス(北区)の小泉淳一さんは「カフェ業態に限らず、テークアウト専門店なども視野に入れた出店計画を考えている」と話す。
開業日には、テープカットやミニコンサートなどのイベントが行われるほか、全店でオープンを記念した特典を用意。抽選で「Dila mitaka オリジナルエコバッグ」も進呈する。オープンは同日10時。