「鋼の錬金術師」や「るろうに剣心」などを手掛けるアニメ製作会社のアニプレックス（千代田区）は4月3日、杉並区に同社の子会社「A-1 Pictures （エイ・ワンピクチャーズ）」の制作スタジオを開設すると発表した。

　同スタジオは鉄骨地上4階建の建物で、延床面積は約400坪以上を予定しており、完成すると国内最大級の広さを持つスタジオとなる。また、同スタジオでは地上波デジタルにも対応した2D制作ラインと3D制作ラインを設けるほか、デジタル管理統合ソフトの導入も予定している。スタジオは、今年10月の完成を目指してすでに着工しており、完成後は本格的にテレビ作品や劇場作品などの制作を行っていくという。

　アニプレックスは1997年、SME・ビジュアルワークスとして、ソニーミュージックエンタテインメントとソニー・ピクチャーズエンタテインメントの共同出資により設立。その後2001年にソニーミュージックエンタテインメントの100％子会社となり、2003年4月より社名をアニプレックスに改名。昨年の2005年5月には制作会社「エイ・ワン ピクチャーズ」を設立した。